【開催見解】第6回佐賀競馬(6/15~23 重賞:佐賀がばいダッシュ)
第6回佐賀競馬は6月15日(土)16日(日)22日(土)23日(日)の4日間で行います。
注目レース【1日目】6月15日(土)
6月15日(土)のメインは夏至賞。3歳。1400m。11頭立て。
【ムーンヴィグラス】佐賀デビューから4連勝中の素質。使い込めないところあるが、能力の高さでカバーしているし、1400m戦もプラスする。無傷の5連勝決める。
【ミヤノキッドマン】この馬も佐賀デビュー馬で新馬戦勝ち。素質の高さは感じるが、休養もあって軌道に乗れなかった。現状は叩きつつ上向く。本来の走り見たい。
【モリデンベー】ダービー後はひと息入れた。佐賀デビュー組の中では上位の存在だし、4月のスプリングスター特選では主力ヴィグラスと0.3秒差。まだやれる。
【スマートダッシュ】佐賀2勝馬。休養もあったが徐々に走りは上向いている。得意の1400m戦でやれるのも好印象。今度もメンバーは揃うが、更なる上向き期待。
【カシノジャスミン】5月戦辺りから走りが変わって来ており、夏場に調子を上げる牝馬。今度も前走の走りは出来ると思うし、流れ次第では絡みも考えられる。
【カシノサツキ】前走はレース間隔も空いていたが、悪い走りではなかった。2戦目は上積みも見込めるし、時計も縮めそう。相手は揃うが、叩きつつ良化する。
デビュー以来無傷の連勝馬ムーンヴィグラスが中心だろう。前走を好戦したミヤノキッドマンが対抗。距離万能モリデンベー。続く勢力ではスマートダッシュ、カシノジャスミン。穴カシノサツキ。
【1日目】6月15日(土)
向暑特別 サラ系3歳以上 Bー1組 1800m
夏至賞 サラ系3歳 3歳 1400m
6月15日(土)の準メインは向暑特別。Bー1組。1800m。10頭立て。
【アカリダイヤモンド】初戦はレース間隔も空いていたが、脚使って[3]着に食い込んだ。力は見せたし、2戦目は更に動くだろう。戦歴も上位馬でアッサリも。
【ロードスターダスト】園田B1駆けの戦歴。佐賀B特別でも通用すると思うが、直前は稍馬体が減っている。体が増えていると差ない勝負出来そう。主力格。
【ムーンパスラブ】最近は追い込むレース内容。それだけに前のペースが速くならないと、末脚が生かせない。最後の脚は強烈だが、ここも前のペース次第か。
【カシノソルジャー】この馬もムーンパスラブ同様に追い込みタイプ。近走は届かないレースが続いている。底力はある馬だし、位置取って行けば変わりそう。
【スイングゴールド】前走は900m戦だったが、ひと叩きしたのは大きい。この特別でも勝っているし、力は上位のもの持っている。前で競馬出来るのも強味。
【ムーンパスノキセキ】ダービー[2]着馬。馬格もあるし、先は楽しみな素質馬だが、現状でのBクラス馬との力関係がどうかだ。乗り込み順調。底力見せてほしい。
初戦を好戦したアカリダイヤモンドが中心。新勢力ロードスターダストが対抗。堅実さ評価したいムーンパスラブ。実力上位カシノソルジャー。伏兵スイングゴールド、ムーンパスノキセキ。
【2日目】6月16日(日)
スターダム特選 サラ系3歳 3歳ー2組 1750m
あじさい特別 サラ系3歳以上 Bー2組 1400m
6月16日(日)のメインはあじさい特別。Bー2組。1400m。10頭立て。
【リトルカントリー】脚質的なものもあり、なかなか勝てない近況だが、最後は確実に追い込んで来るし、崩れがないのは流石。今度はメンバー的にチャンス。主力。
【カンスタントリー】前走は位置が取れなかった印象、3走前に勝っているように向正面から一気に動く末脚。佐賀の実績は抜群。流れさえスムーズだと抜け出す。
【エイシンミキサー】移籍後は鼻出血もあり、思った走りが出来なかったが、休養明けの前走は強烈な末脚で[3]着に食い込んだ。能力は高い馬。今回の走り楽しみ。
【ニュールック】3歳馬で移籍後は4連勝した程。今度はB特別で相手も揃うが、スピードでも見劣りは感じない。馬体が増えて来るとパワーアップする。要注意。
【ケンシスピリット】1750m戦が続いたが、現状だと距離は短い方が合う印象。走りも上向いているし、レース運びも巧いタイプ。前々で流れに乗れば絡んで来る。
【ウインヴォルケーノ】ローテーションを組んでの出走だが、この中間は乗り込みも強化されて好気配。目標は九州産だと思うが、ここでも上位に食い込みたい。
前走[2]着はタイム差ないリトルカントリーが中心だろう。対抗するのはカンスタントリー、エイシンミキサーが有力。3歳トップレベルのニュールック。続く勢力ではケンシスピリット、ウインヴォルケーノ。
【3日目】6月22日(土)
風待月特選 サラ系4歳以上 C2-1組 1400m
水無月賞 サラ系3歳以上 A1・A2 1800m
ムーンストーン特選 サラ系4歳以上 C1-1組 1750m
6月22日(土)のメインは水無月賞。A1・A2。1800m。12頭立て。
【キングプライド】前走錦江湾特別では、[2]着馬トッケンドーナを6馬身差も千切った。4月戦以降は5戦連続連対の好調さ。
【ウルトラカイザー】前走九千部山賞では、勝ち馬ロードヴォルケーノの末脚に屈するも、後続以下に6馬身差を付けていた。
【トッケンドーナ】近走[2][2]着と連続して、連対を達成する程の活躍ぶり。持続力に優れているので、ロングスパート戦得意。
【ラッシュアタック】上り2位の脚力で浮上するも、[3]着馬ドンゲイボルグとは3馬身差。先行グループが活躍したレースだった。
【オイカケマショウ】着外に敗れてしまうが、これまで堅実な成績を残しているように、実力は上位。評価を落とす必要はない。
【デリッツァリモーネ】1月戦以来のレースとなった前走は、休み明けのハンデを思えば、掲示板到達は上等。伸びしろに期待。
中心はキングプライドだろう。ウルトラカイザーが対抗する。好調持続トッケンドーナ。続く勢力ではラッシュアタック、オイカケマショウ、デリッツァリモーネ。
【4日目】6月23日(日)
長崎街道山家宿特選 サラ系4歳以上 C1-2組 1400m
しし座特選 サラ系4歳以上 C2-2組 1750m
SSS2019 LOVE FM杯
第1回 佐賀がばいダッシュ サラ系3歳以上 オープン 900m
6月23日(日)のメインは第1回佐賀がばいダッシュ。オープン。900m。12頭立て。
【エリザベスセーラ】前走短夜特別では、[2]着馬ビレッジエンペラーを相手に3馬身差。今シーズンは全レースでハナを主張。斤量面で有利。
【セクシーボーイ】5連勝を達成する程の強さである。特に4月戦で実績馬キングプライドを差し切った瞬発力は圧巻だった。
【エイシンビリケン】ストライドが大きいので、スタートが最重要。前走若葉特別では、[2]着に敗れるも、斤量増なら内容は強かった。
【フォークローバー】今シーズンは全レースで掲示板に到達する活躍ぶり。3月戦スプリントでは勝ち馬セクシーボーイにコンマ1秒差。
【ハクユウスターダム】5月戦九千部山賞は、コンディションを崩して競争除外。佐賀コースは5戦して、[3]着以内が4回のコース巧者。
【ビレッジエンペラー】前走は勝ち馬エリザベスセーラにコンマ6秒差の[2]着好戦。機動力に高さが生きるスプリント戦なら面白い。
初戴冠なるか快速馬エリザベスセーラに注目。圧巻のパフォーマンスをしたセクシーボーイが対抗。好調持続エイシンビリケン。実力上位フォークローバー。続く勢力ではハクユウスターダム、ビレッジエンペラー。
(文:全国公営競馬専門紙協会 田中宏信)