【開催見解】第15回佐賀競馬（10/26～11/10　重賞：佐賀オータムスプリント）

 

第15回佐賀競馬は10月26日(土)27日(日)11月２日(土)３日(祝日)９日(土)10日(日)の６日間で行います。

 

注目レース【１日目】10月26日(土)

 

10月26日(土)のメインは錦秋特別。Ｂー１組。900ｍ。９頭立て。

 

【ライオンクイーン】900ｍ戦は５戦４勝。最も得意とする距離だし、ここへ向けて調整も十分。外枠を引いたのも好材料だ。４走前のように速さで圧勝するシーンも。

【ドストライク】移籍後は３戦２勝。能力の高さを見せているし、スタートが切れてるのも好結果に繋がっている。今度は900ｍで激戦。スタート五分だと抜出す。

【ニュールック】前走はＢ特別での勝利。ようやく本来の走りが出来るようになった。３歳馬でこれからの成長も考えられる。元々の素質は高かった。好勝負可能。

【カクリョウ】佐賀へ戻ってからも(2)(1)着と力での見劣りはないが、今度は900ｍ戦でスピードも要求される。やれない事はないが、ハイペースについて行けるか。

【ライディングハイ】近走は(4)(4)着と上位馬に差をつけられているが、900ｍ戦だと違って来る。４走前はエリザベスセーラと時計差のない好勝負。チャンスある。

【リュウドカズマ】佐賀へ帰ってひと叩き。前に行く脚は見せた。この馬も行けば速いし、900ｍ戦はプラスに出る。流石に相手は強いが、２戦目の上積み見込める。

 

スプリント戦に滅法強いライオンクイーンが中心。ドストライクとニュールックがスピード上位。前走を圧勝したカクリョウ。堅実ライディングハイ。穴リュウドカズマ。

 

 

【１日目】10月26日(土)

錦秋特別　サラ系３歳以上　Ｂー１組　900ｍ

10月26日(土)の準メインはウーマんチャンス。Ｃ２ー29組。1300ｍ。11頭立て。

【シゲルカイヤナイト】あと一歩で粘りを欠いているが、今回は番組的にも闘い易くなった印象だし、スピードも生かせる。スンナリ先行なら押し切れそうなムード。

【アキノフラッシュ】掛かり気味に行くタイプで甘さはあるが、この相手関係なら能力で何とかカバー出来そう。持ち時計から首位争いも可能だし上位に有力視。

【ヤエノヒカリ】前走は２ゲートで出遅れたのが致命的に。力を発揮出来てなかったし、今度は一転しての外枠。発馬五分なら変わるチャンスはあるし見直したい。

【ルトンセラン】斤量もプラスしたが、900ｍ戦でもそこそこ上がりは使っていた。今回は距離も延びて更に脚使えそうな相手になったし圏内に絡むチャンスとみる。

【エレモフィラ】見所ないレースが続くし、ここも一変まではどうかだが、この距離ならもう少しは動けるはず。位置取りと展開次第も前が競るようなら出番はある。

【ヤスノギムレット】力上位の存在だが、休み明けのハンデもあるし、若干攻めも不足気味。割引は必要となるが、スピードある馬だし全く無視は出来ない。

 

展開に泣いたシゲルカイヤナイトを改めて注目。実力接近しているアキノフラッシュとヤエノヒカリ。距離延びて真価発揮ルトンセラン。注意エレモフィラ。実力上位ヤスノギムレット。

 

 

【２日目】10月27日(日)

ＪＢＣ浦和まで、あと８日　サフラン特別　サラ系３歳以上　Ｂー２組　1800ｍ

10月27日(日)のメインはサフラン特別。Ｂー２組。1800ｍ。10頭立て。

【ウノピアットブリオ】佐賀では９戦８勝(2)着１回の力量馬。近走の走りでも圧勝続きでＢクラスでは一歩抜けた存在。中間も順調で力出せる状態。連勝伸ばす。

【コパノステラート】移籍後は４戦２勝。崩れもなく力あるところ見せているが、主力は強力も２番手評価は妥当だろう。今度も上位支持出来る。

【テイエムテツジン】移籍初戦は早めに動くも最後は若干重かった印象。叩いた上積みはあるはずだし、ＪＲＡ時の実績からもまだやれる馬だ。２戦目は更に。

【ラインアストリア】移籍後はＢ特別を４戦叩いた。(2)着が最高も最後はシッカリ使っているし、崩れてないのは評価出来る。前の流れ次第では圏内も狙える。

【ハクユウジャック】前走は道中のペースも落ち着いたが、好位置が取れて圏内争いが出来た。最後もシッカリしていたし、今度も位置取りがカギ。外枠はプラス。

【ロトスキャンダル】まだ本来の走りだとは言えないが、前々で流れに乗ると渋太い脚も見せている。この特別でも上位の走りが出来ていた実力。注意は必要。

 

圧勝続きのウノピアットブリオが中心不動だろう。能力高いコパノステラートが対抗。前走で激戦をしたテイエムテツジンとラインアストリア再対決。好気配ハクユウジャック。穴ロトスキャンダル。

 

 

【３日目】11月２日(土)

菊の香特選　サラ系３歳以上　Ｃ２ー１組　1400ｍ

ＪＲＡ認定天山賞　サラ系２歳　２歳ー１組　1750ｍ

11月２日(土)のメインはＪＲＡ認定天山賞。２歳ー１組。1750ｍ。12頭立て。

【ミヤノクリステン】９月２組戦を圧勝して挑んだ九州ジュニアは、強敵ミスカゴシマを相手に(2)着は立派。先着馬不在なら絶好のチャンス。

【トップレベル】８月２組戦を快勝して、休み明けだった九州ジュニアでは(3)着。(2)着争いとはコンマ２秒差で、決め手では上回っていた程。

【ボディハッカー】７月２組戦を圧勝して以降は、Ｊ認定レースで(4)(4)(4)着と堅実な成績を残している。九州ジュニアでは(3)着圏内に接近していた。

【スターオブファイン】装備を工夫して挑んだ九州ジュニアでは(5)着と、これまでの着外続きから変化があった。距離延長なら楽しみがある。

【ムーンパスリターン】前走は(6)着に終わったものの、掲示板へ僅かに届かなかっただけ。スピードでは劣るが、バテない脚が魅力。距離延長でこそ。

【エアーポケット】前走は７月戦以来となる休み明けのハンデを背負っていた。新馬戦では上記ボディハッカーに先着している実力。底力は上位。

 

実績最上位ミヤノクリステンが中心だろう。実力接近するトップレベルが逆転候補。続くボディハッカーとスターオブファインも首位級。ムーンパスリターンは距離延長で魅力。穴は気配上昇エアーポケット。

 

 

【４日目】11月３日(祝日)

うお座特選　サラ系３歳以上　Ｃ２ー２組　1800ｍ

ＫＢＣラジオ杯　第２回　佐賀オータムスプリント　サラ系３歳以上　オープン　1400ｍ

11月３日(祝日)のメインは佐賀オータムスプリント。オープン。1400ｍ。12頭立て。

【ドラゴンゲート】佐賀コースは負け知らずの３連勝中。前走タイムに至っては、レコードタイムにコンマ１秒差と迫る優秀な時計だった。

【ウルトラカイザー】前走８月戦ではゴール直前まで先頭。小差で敗れてはしまったが、負けて尚強しの好内容。近走は連対を外さぬ活躍。

【ロードリベラル】休み明けの前走でも(2)着好戦するなど、地力の高さを証明している。ひと叩きされた今回は総合力も上昇するだろう。

【シゲルクロマグロ】前走は(4)着に敗れてはいるものの、(2)着争いとは小差だったので、内容は決して悪くない。使いつつ気配が良くなっている。

【ロードフォワード】直線脚を伸ばしてはいたが、掲示板止まりに終わった前走。(2)着争い横一線の激戦で(5)着ならば、展開一つで逆転可能。

【ホワイトウィングス】九州大賞典で(4)着と好戦。これまでの活躍している距離適性が幅広い。距離条件や展開を問わない万能型。

 

中心はドラゴンゲートだろう。実績あるウルトラカイザーが相手。続く勢力ではロードリベラル、シゲルクロマグロ、ロードフォワードの横一線。穴はホワイトウィングス。

 

 

【５日目】11月９日(土)

韓国岳賞　サラ系３歳以上　Ａ１・Ａ２　1800ｍ

トルマリン特選　サラ系３歳以上　Ｃ１ー１組　1400ｍ

11月９日(土)のメインは韓国岳賞。Ａ１・Ａ２。1800ｍ。12頭立て。

【スーパージンガ】３歳クラシック三冠を達成して、九州大賞典でも大横綱グレイトパールを相手に(2)着する活躍。勢い止まらぬ３歳世代最強馬。

【ハッピーハッピー】７月戦以来となる前走を快勝。ヴィーナスカップの勝ち馬で、佐賀王冠賞でも勝ち馬スーパージンガと接戦。実力は互角。

【ドリームリヴァール】佐賀コースでは全レースで連対を外していないように、能力は非常に高い。９月戦では三冠牝馬スーパージンガに続く(2)着好戦。

【イケノアサ】前走はマイペースの逃走で久々の勝利。中長距離戦では安定した成績を残しており、堅実な走りは信頼度高い。速さと粘り強さが持ち味。

【コスモポッポ】九州大賞典では(5)着。近走を振り返っても、確実に掲示板には届く走りをして脚を伸ばしている。距離条件を問わない万能型。

【ウェーブキング】(8)(8)(6)(6)着とじわじわと調子を上げてきている近況。前走は４角３位にまで浮上していたように、そろそろ変わり身があってもいい。

 

スーパージンガとハッピーハッピーの再対決に注目したい。好調ドリームリヴァールが接近する。中長距離戦では抜群の安定感イケノアサ。堅実コスモポッポに注意。穴はウェーブキング。

 

 

【６日目】11月10日(日)

長崎街道小田宿特選　サラ系３歳以上　Ｃ１ー２組　1750ｍ

11月10日(日)のメインは長崎街道小田宿特選。Ｃ１ー２組。1750ｍ。12頭立て。

【シゲルヒラコー】佐賀コースは負け知らずの６連勝中。あらゆる距離条件で活躍しているように、総合力は非常に高い。勢いが止まらない。

【ウマカモン】前走はＣ１特選で今回と同じ距離条件で(2)着。ラストは決め手勝負で敗れてはしまうが、レースは好内容だった。実力は互角。

【プロヴェルヴィオ】前走は上記ウマカモンに続く(3)着。出遅れる不利があったにも関わらず、僅差に迫ったのだから強い内容。展開一つでは面白い。

【ワンダーリアス】佐賀コースは５連勝中であるが、７月戦以来のレースとなるハンデを背負う。実力は首位級なので、地力の高さでどこまで。

【シゲルニンジン】連勝後は(2)(4)(2)着と活躍している。着差は小差の内容が続いているので、展開一つでは面白い存在となりそうだ。要注意。

【カシノソルジャー】スピードでは劣るが、長く良い脚を使えるので、中長距離の適性が高い。展開を作れないのが弱味。あくまでも展開頼り。

中心はシゲルヒラコーだろう。続くウマカモン、プロヴェルヴィオは実力接近している。底力首位級ワンダーリアス。安定株シゲルニンジンも押さえたい。穴はカシノソルジャー。

 

 

（文：全国公営競馬専門紙協会　田中宏信）