【開催見解】第2回浦和競馬(5/29~6/2 重賞:さきたま杯[JpnII])

2017年5月28日

 

 今回の浦和競馬は5月29日(月)から6月2日(金)まで5日間。3日目の31日(水)に指定交流、第21回さきたま杯が行われます。

 

 初日のメインレースは皐月特別がB3二組、距離1,500メートルで行われます。注目は目下3連勝中の地元インマイヒーロー。前走の川崎でB3昇級をクリア。スピードに磨きをかけて他の追随を許しません。地元のこの条件も魅力で4連勝なるか注目。同じく地元では一瞬の脚が売りのパルパルパピヨン、大井でB3を勝ったベルモントナイト。遠征馬では末脚魅力のファイアフォンテン、小回りで粘り込みを狙うドゥーアールでしょう。

 

 2日目のメインレースはエメラルドカップがA2、B1一組、距離1,500メートルで行われます。ここは実績文句なしのレアヴェントゥーレを巡る争いになります。抜群のスピードを武器に当条件は2勝。重賞のゴールドカップ2着、交流の東京スプリント6着が光ります。ビーインラプチャーも牝馬重賞で好走実績があり、自己条件なら好勝負が可能です。遠征馬が多数いる組み合わせで抽選対象になりますが、船橋の実力馬サトノアビリティ、アサヤケ、モリデンルンバなど、オープン予備軍が名を連ねます。

 

 3日目のメインレースは交流重賞のさきたま杯が距離1,400メートルで行われます。注目のJRA勢はビッグネームが揃いました。昨年の2着馬ベストウォーリアは盛岡のマイルチャンピオンシップ2連覇。休み明けのかしわ記念は一番人気で4着でしたが、ここは組み合わせから巻き返しは必至。昨年のフェブラリーSで念願のGIウイナーになったモーニンは以降勝ち切れていませんが、千四は3戦3勝、かしわ記念で復調の手応えがあり、今度は勝ち負けと言えます。この他では牝馬交流重賞の女王ホワイトフーガ。昨年は5着に終わって今年も同様の組み合わせですが、流れひとつで食い込んで不思議はありません。古豪ドリームバレンチノも健在で昨年3着以上を狙います。

 

 南関勢では浦和千四は2戦2勝、しらさぎ賞を勝った大井のニシノラピート、前走で復活の狼煙を上げた地元のアンサンブルライフが強敵に挑みます。他地区では交流でもスピードを証明済みの岩手ラブバレット、お馴染み高知のミッキーヘネシーがエントリーしています。

 

 4日目のメインレースは水無月特別がB1二組、B2選抜、距離1,600メートルで行われます。遠征馬主体の一戦ですが、地元からは快速馬2頭が参戦。しらさぎ賞は結果的に自滅したコスモフットライトですが、距離は守備範囲なのでうまく折り合えば巻き返しは必至。エースヴィクトリアはムラのあるタイプですし、このメンバーでマイルとなると終いの粘りに不安を感じます。遠征馬では3月にこの条件を快勝しているラガッソ。転入2戦目を勝ったシークロム、実力馬のガリャルダがエントリー。力差のない組み合わせで混戦模様と言えるでしょう。

 

 最終日のメインレースは紫陽花特別がB2一組、距離1,500メートルで行われます。先ずは地元勢ですが、転入馬リアライズブラザー、オウケンゴールド、既成勢力のコスモパープル、逃げ馬アドミラルティがスタンバイ。新規転入組は編入クラスに恵まれたのでイキナリから期待できます。遠征馬では今年のクラシック路線を戦ってきた船橋のマルヒロナッツオーが名を連ねます。折り合い面が難しい馬ですが、小回り浦和向きのスピードがあり、古馬勢に通用するか見物でしょう。この他では浦和巧者のグッドネス、スーパープルームが上位候補と言えます。

 

 ケイシュウニュース 田島啓行

 

 

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