【開催見解】第4回浦和競馬(7/16~18 重賞:プラチナカップ)

2018年7月15日

  初日のメーンは今年から新設された3歳以上オープンの重賞プラチナカップで、距離は1400メートル。交流重賞でVがあるキタサンミカヅキがやや抜けている印象がある。昨年の東京盃を制しており、ここ2戦も東京スプリント、さきたま杯ともに2着と中央勢が相手でも互角以上の走りをしており、南関同士の今回はチャンスを掴みたいところだろう。前走で連勝ストップのウェイトアンドシーだが、浦和移籍後は4連勝で5月の川崎マイラーズを制してタイトルをゲット。前走は人気に反して5着だったが、これは番手に控えたのが裏目に出た格好。状態が落ちているとは思えず、自分の形に拘れば反撃の可能性は高い。休み明けながら前走の京成盃グランドマイラーズ2着で復活をアピールしたリアライズリンクスと、さきたま杯で見せ場十分の3着だったアンサンブルライフの走りにも注目が必要だろう。その他では同舞台しらさぎ賞3着だったニシノラピートの上位食い込みにも警戒したい。

 

 2日目はA2下による文月特別がメーンで距離は1500メートル。勝ち味に遅い面はあるものの、前走はオープンでも2着に好走のフォクスホールにとってメンバーに恵まれた印象。仮に初日の重賞に出走でも上位争い可能と思えるだけに、ここはきっちり勝ってA1に上がりたいところだろう。スパーキードリームも2戦連続で2着と完全に状態は戻っている。更に条件が上がって楽ではないが、今のデキなら互角の競馬ができる。3歳ミスターバッハは4月に行われたクラウンカップでも2着と素質の高さを見せているし、前走の優駿スプリントも結果的に5着だったが、0秒4差だから悲観する内容ではない。5走前にはこの舞台で快勝しており、コース適性の高さは証明済み。スターインパルス、ビッグジャイアントといった実力馬は完調手前と思えるだけに、移籍初戦でも面白いのがブラウンアニマート。中央で新馬Vがあり、浦和では500万交流でも2着と好走歴がある。格下なのは事実だが、その分、斤量面で恩恵があるのは魅力だ。

 

 3日目は全国から腕達者が集まるジョッキーズチャンピオンシップ第2ステージ第2戦がメーンで、クラスはB3で距離は1400メートル。地元では4戦してオール連対エスシーエイトは、スピードタイプだけに少しでも距離が短縮されるのは好材料。前走に比べ条件もやや楽になっているだけに好勝負確実だろう。前走は船橋の500万交流で1800メートルだっただけに、やや分が悪いと思えたデンコウイッセンだが、自分の形に拘り2着に好走と充実振りが目立つ。ベストは1600メートルだが、1400メートルの方が持ち味は生きるだけに、ここでも上位争いになる。ここ3戦1勝2着2回とすっかり状態が戻ったリネンスカッシュも有力候補の1頭。前述2頭に比べ差す脚があるのは魅力だし、今回のような騎手選抜向きの渋太さも兼備。その他ではムラな面があり同型との兼ね合いもポイントになるが、前走鮮やかに逃げ切ったケイティーテンリウあたりも上位圏内。

 

 

(勝馬 小栗 啓裕)

 

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