【開催見解】第5回浦和競馬(8/3、6~7)

2018年8月2日

 初日のメーンレースはB3による芙蓉特別で距離は1500メートル。4月に復帰後2戦目からは(1)(2)(3)着と安定しているマックスハートは、これまで着外が1度だけと確かな能力の持ち主。レース振りも安定しているし、自分の時計だけ走れば崩れはなさそうだ。一息入れて立て直した前走でVを飾ったオーシャンティもすっかり本調子。中央時には未勝利脱出が目前だった馬で、B3なら本来力量的には上の存在。反動なく更に上昇気配なら連勝を狙える。前走で持ち時計を更新して連対確保のオオヤマネコもここへきて着実に状態を上げている1頭。遠征では結果を出せないでいるが、地元では手堅い走りを見せているだけに今回も上位争いになりそうだ。今回は昇級戦となるキョウモバライロだが、デキは高いレベルで安定しており、状態の良さでは一番。現状では1500メートルがベストだし、時計勝負にも十分に対応できるだけに好勝負だろう。他では移籍初戦を叩かれたパルクリールにも注目したいが、まとめて負かせばジャストヒーロー。500万でも少差の競馬があるし、小久保厩舎だから仕上げに抜かりはないし、地方移籍で再生される可能性は十分だ。

 

 2日目はB2とB3による涼風特別がメーンレースで距離は1400メートル。状態の良さで他馬をリードしているのはタッチライフとフラダリ。前者は森騎手の腕もあったが、前走が着差以上の内容。持ち時計を更新していたが、更に体調を上げている印象があるだけにまだまだタイムは詰まりそうだ。後者は2戦連続3着だが、相手関係を考えれば悲観することはないし、自分の時計では走れている。前走と同条件ではあるが、今回の方がメンバーは楽になっているだけに勝機十分と見ていい。素質高いギンチャンにも注目が必要。前走後に立て直しを図り4月以来の実戦だが、浦和に移籍後は4連勝を決めてロジータ記念では3番人気に推されたほど。能力通りならアッサリのシーンまであってもおかしくはない。前走は多少チグハグな内容で案外だったケイティーテンリウも2走前が鮮やかな逃げ切りで本調子に近い状態。自分の競馬ができれば巻き返し可能で上位争いになる。前走が見せ場十分で復調の兆しが窺えるパルパルパピヨンは昨夏に船橋でこの条件を勝っているし、元々この辺りなら実力的には互角。あとは、前走はいかにも叩き台だったサンタレジーナの激変にも注意したい。

 

 3日目はA2下による葉月特別がメーンレースで距離は1500メートル。大幅に条件は上がっているが、ここへきて2連勝と絶好調なのはアムールリアン。2戦ともに35秒8だから単純な時計比較ではここに入っても互角だし、安定した取り口も評価できる。モリデンリオは勝ち馬からは離されたが、前走で今回と同じ条件で連対を確保。一時調子を崩していたが、今はすっかり戻っているし、強敵が抜けた今回は久々にチャンスがありそうだ。ニチドウリュンヌは5月に復帰後2戦は案外だが、昨夏にはA2下の準重賞を制してオープンの準重賞でも1番人気に推された実力馬。今回は最もパフォーマンスが上がる1500メートルだけに改めて注目する手だろう。トーセンペンタゴンも2月にA2下の準重賞で2着があるし、前走後に間隔を開けて立ち直っているようなら好勝負に持ち込める。その他では地元に限れば着外1度だけと堅実駆けファイヤープリンス、ここへきて再び状態を上げてきたイノデギャルソンといった辺りが有力候補となりそう。

 

 

(勝馬 小栗 啓裕)

 

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