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【開催見解】第7回浦和競馬(9/24~28 重賞:テレ玉杯オーバルスプリント[JpnIII])

2018年9月23日

 平成30年度、第7回浦和競馬は9月24~28日の連続5日間開催。初日の24日にダートグレード競走のテレ玉杯オーバルスプリントが組まれており、開催3日目と4日目の9月26日・27日は大井とのリレー開催となっている。全日、12レース立てで充実の番組構成。

 

 開催初日のメインはダートグレード競走、JpnIIIのテレ玉杯オーバルスプリント、1400m。約2週後に大井1200mのJpnII東京盃が控えており、ダートスプリント路線の一線級は不在。混戦メンバーとなっている。そんな中でもウインムートは日本レコードでの決着になったプロキオンSで3着。グングン力をつけている。佐賀のサマーチャンピンで3着があって地方の小回りコースもOK。鞍上も主戦の藤岡佑騎手に戻って重賞初制覇のチャンス。オウケンビリーヴは前々走のスパーキングレディーCで2着に入り、前走、盛岡のクラスターCで重賞初V。主戦場を地方に変えてから見事に結果を出している。現在の充実ぶりを考えれば別定53kgというのも魅力。大外枠なら揉まれる心配もなく、重賞連勝を十分狙える。地元浦和のノブワイルドは1分26秒4の持ち時計。絶好枠を確保し、ポンと主導権を取れれば最後まで抵抗可能。ネロは3走前に浦和を経験していて、鞍上の戸崎騎手は当レースを4連覇中。要重視。

 

 開催2日目のメインはB2一組による1500mの秋涼特別。イノデギャルソンは早目先頭から押し切った前走が着差以上の強さ。勝って同条件というのは有利で斤量も据え置き。前々走では格上相手のA2下で2着に入っており、正直、このクラスは通過点だろう。脚質に柔軟性があって展開、流れも不問。信頼度は高い。エスシーエイトはひと息入ったが、鉄砲には良績。南関東転入後、崩れたのは4走前の川崎での1回だけで、スンナリと自分の形に持ち込めれば、そうは簡単には崩れない。ドンナディヴィーノはダートグレード競走などで強い相手と戦って地力を強化。再調試明け2戦目、勝ち鞍のある浦和コース替わりで躍進を期待。ブルーマネーは脆さ同居だが小回りの浦和は合っていて、流れにさえ乗れれば上位可能。アドミラルティは休み明けをひと叩きして順当に良化。一変を警戒。

 

 3日目のメインはA2下による1600mのハンデ戦、夜長月特別。浦和の1600mといえば3コーナーと4コーナーの間にあるスタ-ト地点が有名で、非常にトリッキーな条件。スパーキードリームは浦和1600mで勝ち鞍があり、前走はA2下の1500mで3着。B2の身で格下ではあるのだが、斤量差を生かして、ここでも通用のメドはついている。後手さえ踏まなければ、まず今回も崩れることなくV争いへ。大井のサニーデイズは浦和で4戦3連対。ここは狙いすましての連続遠征だろう。1600mは微妙に長い感じもあるが、小回りコースなら器用さがあるだけに十分にこなせると判断。要重視。川崎のシャドウチェイサーは転入緒戦の前走で2着。JRAで4勝の実績馬らしい力を見せてくれた。機動力があり、地方の小回りの馬場も何ら問題なし。ひと叩きしての上積みも加味すれば、南関東初勝利を狙える。リネンスカッシュはJRAでは未勝利に終わったのだが、浦和に移籍して素質が開花。前々走でJRA500万との交流戦を勝って、前走はA2下で3着。この条件まで駆け上がってきた。ベストは1400mでも折り合いはつく。嵌まれば差し切りまで。

 

 4日目のメインはC1二組三組による1500mの秋霜特別。ツーエムカイザーの前走は格上相手のB3下。そこで後続に4馬身差をつけてのクビ差2着の惜敗。南関東転入後、3着以内を外したのは休み明けだった3走前の4着だけで、能力の高さを見せつけている。1500mは前々走で勝っており、自己条件の今回は必勝態勢。ホワイトキングダムはスッと流れに乗れるレース巧者で、現在9戦連続の掲示板。浦和でも連対歴があり、ここも大きく崩れるシーンは考えにくい。シンライエトワールは格付け緒戦の前走で3着に入ってクラス通用にメド。浦和でV歴もあるだけに前進を期待。ジョーマリリンは1500mで2戦して1、2着。前走の川崎900mはちょっと忙しく、ベストの舞台に戻って巻き返し。転入3戦目となるシンデレラマキ、逃げ差し自在に運べるダノンウィンザーなどにも警戒を。

 

 最終日のメインはB3四組による1400mの金木犀特別。サーヒューストンは転入後3戦して3、2、1着。スタート難は残るのだが、前走は豪快にマクッて南関東での初勝利を挙げた。まだまだ良くなってきそうな雰囲気。JRA1勝級ということを考えればB3昇級が壁になるようなこともないはずで、流れさえ向けば連勝の期待十分。オランジェリーは逃げ差し自在に運べて、現在3戦連続の2着。浦和では2戦して1勝、3着1回と相性も良く、ここもまず上位争いと見る。あとの課題は最後の詰めだけ。パテティークは昇級戦の前走で2着に入って早々とクラス通用にメド。今回は先行押し切りのシーンまで。ルクレツィアは再転入2戦目の前走でキッチリと変わり身を見せてV。B3昇級でも勢い重視。他にもシグラップエリー、ナイトフィーバーなども展開、流れひとつで浮上可能。

 

 

 (ケイバブック・金子 規夫)

 

 

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