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【開催見解】第11回浦和競馬(1/7~11 重賞:ニューイヤーカップ)

2019年1月6日

 初日のメインレースはB3による迎春特別で距離は1500メートル。中心になるのはサーヒューストン。浦和移籍後は2.1.2.0と抜群の安定感を誇っているし、前走で既に今回と同じ条件を勝っている。他に目立った強敵にも見当たらず連勝の可能性は高い。当面の相手はジッテ。移籍初戦の前走は1000メートルで3着だったが、成績が示すように1500メートルは得意としており、コースも2度目なら前進確実。オオヤマネコは10月以来の実戦だが、この馬も前走で今回と同じ条件を勝っており、仕上がり次第ではいきなり好勝負になってもおかしくない。前走が案外だったケイティーセキトバだが、深追いしすぎた印象があった。一連の状態は保っているだけに自分の競馬に徹すれば違った結果になるはずだ。トンドゥアモールの前走は4着だったが、2走前に2着と復調しているのは明らか。仕掛けのタイミングが合えば巻き返す可能性は十分。

 

 2日目のメインレースはB1下選抜馬による初富士賞で距離は1600メートル。トリッキーなコースで降級馬、休み明けの馬、中央から移籍してきた馬が入り混じって非常に難解な1戦。小久保厩舎に移籍して初戦となるワンパーセントは中央1000万条件でも1秒以内の競馬があり、この条件なら力量的には上位の存在。仕上げに抜かりはないし、この組み合わせなら主役を張れる。タッチライフは51キロと軽量だったこともあるが、前走でA2下の1戦を勝っており、条件的には楽。距離延長と斤量増に対応ならここでも通用の力がある。明けて9歳の古豪リュウノプリンスも順調に使い込んでいる強味があるし、浦和では8戦して着外は1度だけと比較的得意としている。休み明けとなるトーセンミッションは前走A2下で2着。今回と同じB1下の条件でも再三勝ち負けを演じており、多少長い1600メートルでも目が離せない1頭。同じく久々となるリネンスカッシュは前走が思わぬ敗戦だっただけに休ませたのはおそらく正解。B1下なら条件的にも有利といえる。その他では一叩きされたアムールリアン、東京プリンセス勝ちの実績があるアンジュジョリーといった辺りの走りにも注目したい。

 

 3日目のメインレースは3歳馬による重賞ニューイヤーカップで距離は1600メートル。一長一短ある組み合わせだが、トーセンガーネットは平和賞2着、兵庫ジュニアグランプリ4着と重賞でも崩れなく走れている。強敵に揉まれて力をつけているだけに地元でタイトルがほしいところ。平和賞でトーセンガーネットの猛追を凌ぎ切ったのがヒカリオーソ。前走の全日本2歳優駿はさすがに相手が強かったが、後手に回りながらも差を詰めていただけにある程度収穫があった。南関同士で自分の競馬ができれば巻き返せるはず。マイコートは移籍初戦を叩かれて良化気配。道営では重賞Vがある実力馬で、北海道2歳優駿1、2着を退けた星が光る。力通りなら勝ち切るだけの能力を秘めている。トーセンボルガはハイセイコー記念で1番人気に推されたものの結果は4着。しかし、これは予定していた鎌倉記念を使えずローテーションが狂った影響が多少あった様子。その前までの一連の内容は高く評価できるものだし、再試明けでも態勢は万全。ここは仕切り直しで再出発の舞台。前走は休み明けでも結果を残したレベルフォーは前述トーセンガーネットを7月の時点で問題にしていなかった素質馬。ローテーションを見てもここは狙った1戦といえるし、馬体もひと周り大きくなって成長は確か。その他では安定した走りを見せているアイアス、アギトといった辺りも十分圏内だろう。

 

 4日目のメインレースはA2下選抜馬による新春賞で距離は1400メートル。1200メートル以下がベストは確かだが、コース実績あり、浦和1400メートルは大きな減点には至らないシークロムに注目。前走は3着だったが、オープンだっただけに悲観する内容ではなかった。何頭か同型はいるが、スピード上位の存在で今回も自分の競馬に徹するのみ。この舞台で行われたゴールドカップのトライアルを勝ったロードフォワードは前走のゴールドカップは8着だったが、自己条件なら力量上位の存在。時計的にも計算できるだけに当然有力だろう。ハクサンベルはロードフォワードが勝ったレースで2着。この馬も本来は1200メートル以下がベストのタイプだが、時計の速い決着が理想で、軽い浦和の馬場は最適。たまに出遅れることがあるだけにアテにはならないが、スタートさえ決まれば大きな崩れはないはずだ。前走A2下の条件で同タイムの2着だったノースカルロスは一時の不振からは脱出している。浦和は6勝を挙げており得意のコース、無理してでも自分の形に拘ればかなり渋太い走りを見せるタイプ。他では出戻り後を一叩きされたスティレット、中央から移籍初戦となるラズールリッキー、ジュンザワールドの走りにも注目したいところだ。

 

 5日目のメインレースはB2による睦月特別で距離は1500メートル。中心になるのはファーストスキップだろう。前走のロジータ記念では結果的に4着だったが、3番人気に推され素質を高く評価されているし、その前の2戦がともに快勝。地元では3.2.0.0と崩れ知らずだし、自己条件なら譲れない。ジーケーワンは一見するとムラだが、自己条件に限れば大きな崩れが少ない。浦和は3.2.2.1と地元よりも走りっぷりはいいし、メンバー的にも上位争いになるはずだ。フラワーオアシスは一時調子を落としていたが、9月に2着と好走したあとは本調子に違い状態。多少間隔は開いたが、仕上がり面に不安はなく、力を出せる態勢で好勝負可能。アヴァレソーは7月に岩手に遠征して重賞Vの実績があるし、前走はA2下で2着と好走。使いつつの良化は確かだけに自己条件ならチャンスはあるだろう。移籍初戦を叩かれたコスモボアソルテは道営ではオープン相手に戦っていたし、B2なら条件的にはかなり有利。大型馬だけに上積みも大きく前進が期待できる。

 

(勝馬 小栗 啓裕)

 

勝馬

 

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