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【開催見解】第5回浦和競馬(7/24~26  重賞:プラチナカップ)

2019年7月23日

 令和元年度、第5回浦和競馬は7月24日から26日までの3日間開催。25日の木曜日には第2回プラチナカップが行われる。

 

 開催初日のメインはA2下による1500メートル戦のトワイライトカップ。注目は転入緒戦の前走を開催・1の時計で圧勝したトーセンゼロスだろう。4月のJRAでの最終戦から26キロ増の馬体重だったが、結果を見れば地方競馬仕様にパワーアップしたということ。まだまだ良くなってきそうな感じがあり、B2下からA2下に条件強化でも、今回はハンデ戦で53キロで戦えるのは有利。鞍上も引き続き森騎手。ここを楽々と突破なら当分、進撃は続きそうだ。ハクサンベルは意欲の連闘策。16日の地元船橋戦は案外だったが、21日には時計を出してこの浦和へ遠征してくる。浦和1500メートルのA2下では2戦して2着、3着。崩れのない条件で見直しが必要に。アギトは羽田盃、東京ダービーでは10着、13着と通用しなかったが、これから期待の3歳馬。終い一手の脚質でも、このクラスで前が止まる展開になれば差し切れるだけの脚を持っており、小回りの地元浦和でも軽視はできない存在。他では休み明けを使いながら良化しているツーエムアリエス、51キロの軽量が魅力のフラワーオアシス、赤岡騎手に手替わりするブラウンアニマートなどにも注。

 

 2日目のメインは重賞のプラチナカップ。距離は1400メートルで、昨年、準重賞から格上げされて重賞となり、今回で第2回となる。今年は11月4日に浦和でJBCが行われ、JBCスプリントとJBCレディスクラシックがこの浦和1400メートルが舞台。それを見据えてのメンバーが揃った。キタサンミカヅキは昨年の覇者であり、連覇を狙っての出走。9歳になったが4月には東京スプリントを制し、距離が長かった5月のかしわ記念でも掲示板を確保。前走のさきたま杯も3着に入っており、まだまだ衰えなどは窺えない。当レースは格付け別定でいくら賞金を稼いでいてもA1の馬は58キロ(A2は56キロ、B1以下は54キロで牝馬2キロ減)で出られるのは有利。南関東同士なら、まず崩れることなく勝ち負けに。ノブワイルドは17日の習志野きらっとスプリントを勝っての連闘策。地元浦和の1400メートルは昨年9月のオーバルスプリントでJRA勢を撃破した舞台であり、ここは当初からの予定通りのローテーションだけに力発揮に支障もないはず。能力通りなら、このダートグレード競走の勝ち馬2頭によるV争いと見る。ワンパーセントは南関東に移籍してから8戦6勝、一気にA1まで昇級してきた上がり馬。初の重賞挑戦で別定58キロというのは楽ではないが、勢いがあり、鞍上も引き続き主戦の左海騎手。底知れない魅力があるだけに注目の一戦となる。タイセイラナキラは5月に浦和1400メートルの牝馬限定重賞、しらさぎ賞勝ち。同馬はJBCレディスクラシックを見据えの一戦だろう。ちなみに、しらさぎ賞の勝ち時計は1分25秒8で、このタイムはメンバー中でも一番。馬場の速かった日だったので鵜呑みにはできないが、今回のメンバー相手に互角以上にやれれば、秋が楽しみになってくる。

 

 開催最終日のメインはB2二組・B3一組による1400メートル戦の武甲山特別。ミッキーオフィサーは南関東転入後6戦5勝で地元浦和では4戦無敗。B3への昇級戦だった前走も6馬身差の楽勝だった。まだまだ良化の余地がありそうで、そう相手強化の感もないだけに、不動の中心として期待していい。キョウモバライロは減量騎手起用で51キロの軽量も良かったのだろうが、前走は見事な逃げ切り。メンバー強化でも他が行けば抑える競馬もできるタイプだけに、ここも軽視は禁物。ギンキャンは休み明けを使いながら良化中で、1400メートル替わりもOK。後手に回らず流れにさえ乗れれば上位へ浮上。追ってしっかりと脚を使えるハヤブサライデン、B1下だった前走から条件緩和のカシノロマンス、展開には左右されるが嵌まれば切れるフレアリングスターなどにも注意が必要。

 

 (ケイバブック・齊藤大輔)

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