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【開催見解】第7回浦和競馬(9/9~13 重賞:テレ玉杯オーバルスプリント[JpnIII])

2019年9月8日

 令和元年度組合営第7回の浦和競馬は9月9日~13日の5日間開催。4日目にはJpnIIIのテレ玉杯オーバルスプリントが組まれている。

 

初日のメインは「爽秋特別」 B2三組・B3一組 1500メートル

 

 8カ月の放牧がプラスに働いたか、復帰後の2戦を連勝と以前の勝ちみの遅さを払拭したグローリアスペルレは馬体増も含め間違いなく本格化ムード。格付けされてからは一度も複勝圏を外したことがない堅実みも評価できる。3連勝も十分だ。

 キョウモバライロの前走は結果的に逃げた相手が速かった。自身、メンバー中上がり3ハロン最速の37秒9を2番手追走から繰り出しているし、好調確か。ここも勝ち負けだろう。

 ジョーパイロライトは戸塚記念後の連闘で状態面は気になるところだが、自己条件なら好勝負できる素質のある3歳馬。軽視のできない存在だ。

 パルクリールは2戦続けて2着と調子を上げており、そろそろ転入後初勝利も見えてきた。このクラスならナムラアヴィも見劣らないが、復帰戦の前走が大敗してまた休養した格好で割り引きが必要だろう。

 

2日目のメインは「菊月特別」 B1二組・B2一組 1500メートル

 

 トーセンゼロスの前走は大井初コースが影響したと割り切りたい。地元に戻れば2走前でA2下を6馬身差圧勝したスピードを見直せるし、当時より一枚下の条件ならそれ以上の圧倒までありうる。まだキャリアも12戦の4歳馬だけに、今後の成長にも注目したい。

 同厩舎のグランディスカーペは、川崎で休み明けを叩かれての一変があるかどうかが焦点だ。叩き2戦目〔2.1.0.0〕からは2戦目での上昇が見込める一方で、その前走が3カ月ぶりを馬体重減で迎えた点はひとつ懸念材料。当日の気配を含めてチェックが必要だろう。

 ミヤギウイングはJRA 2勝馬でこのクラスでも力は足りるし、1400メートルでも1勝があり距離不安もない。初コースを克服できれば上位争い可能だ。

 ウッドランズ、フラワーオアシス、ブラウンアニマートもB1下なら軽視はできない。休み明けのアドミラルティも仕上がりひとつで好走も。

 

3日目のメインは「夜長月特別」 A2下 1500メートル

 

 習志野きらっとスプリントは厳しい結果に終わったデイジーカーニバルだが、その前3連勝の勝ちっぷりは本格化ムードを感じさせるには十分の走りだった。元々デビュー時3連勝、4戦目の東京湾カップで4着した期待馬。1700メートルでも勝ち星があるだけに、この距離も問題はなく、ここから再び重賞ロードを目指す。

 シークレットアリアは休み明け2連勝。特に前走は少頭数だったとはいえA2下で2着に4馬身差をつける圧勝だった。ただ、良績は1400メートルまでで、この100メートルの距離延長がどう響くかがカギを握る。

 トーセンペンタゴンは再びひと息入っての一戦。連対となると1年以上遡らないといけないが、3浦和でコンマ差ならまだ上位争いも可能とみる。レベルスリーは近走大井を照準にしていたが、この浦和コースも良績のあるコース巧者。A2下ならこちらも上位争いに加わってくるはず。ナイトフォックスも前走で転入後初めての連対と調子を上げてきたか。浦和コースは初めてだが、軽視はできない。

 

4日目のメインは「テレ玉杯オーバルスプリント」 JpnIII 1400メートル

 

 JRA実績最上位馬のサクセスエナジー。地方ダートの1400メートル戦に限れば、1・1・2・1・2着と連対率10割を誇る。内2つは浦和コースで、このレースこそ初めてだが、春のさきたま杯で前2年1・2着と舞台への不安も皆無。ただ、500キロを雄に超える馬体に加えて、58キロという斤量がどう影響するか。

 3歳馬ワイドファラオは、今春GIIのニュージランドトロフィーとGIIIのユニコーンステークスを制して、芝・ダート両方での重賞制覇を成し遂げた。特にユニコーンステークスは初ダートでの優勝だったが、父ヘニーヒューズ、母父アグネスタキオンからはむしろダートへの適性が高いイメージ。先行力もあるだけに小回り浦和コースも苦にしないだろう。

 ヤマニンアンプリメは1200メートル戦の北海道スプリントカップ→クラスターカップと重賞連勝と勢いがあるが、その前2戦の黒潮盃とかきつばた記念(ともに1400メートル戦)は2、2着。1ハロン延長をどう克服するかがカギだ。3走前のオープン特別で復活の古豪ノボバカラだが、続く2戦はダートグレードで3、6着とトーンダウン。ただ、こちらは実績からベストは1400メートルで、見限りは早計か。

 迎え撃つ南関東勢。筆頭は昨年のこのレースの覇者でもあるノボワイルドだ。前々走の習志野きらっとスプリントではアピアを、前走プラチナカップではキタサンミカヅキを退けての勝利で再び波に乗っているし、昨年同様自分の競馬を貫けば、連覇も視野に入ってくる。

 

5日目のメインは「三峰山特別」 B2二組 1400メートル

 

 サバンナロードの前走は少頭数でもA2下で、結果的にまだ敷居が高かったか。今回は自己条件のB2戦だけに、1浦和快勝、3浦和2着の実績からも巻き返しの期待は高い。何より超のつく大型馬で、ひと息後を叩いた上積みも見込めるはずだ。

 相手は船橋からの遠征組とみる。浦和コース実績を重視すれば、同コース〔2.1.1.3〕のマサクニ、浦和1400メートル1勝のあるペイシャリルだが、叩き3戦目ゴーフューチャーも浦和2戦大敗はいずれも重賞で度外視してもよさそうだし、この距離でもスンナリ先行が適えば粘り込みも十分ありそう。ゴールドディザイアも前走で地元を快勝しての勢いに乗っての遠征で注意が必要だろう。

 

 

文 日刊競馬 鎌田智也

日刊競馬

 

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