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【開催見解】第18回名古屋競馬(11/12・14~16 重賞:東海菊花賞)

2018年11月11日

今週の名古屋けいばは11月12日(月)・14日(水)~16日(金)の4日間で行われる「東海菊花賞シリーズ」。ここでは各日のメインレースについて解説したい。

 

 12日(月)はB-1組の「さそり座特別」(1600m)。前走1着馬を集めた好調馬同士の激戦だが、今回ばかりは当地では負けなしの9連勝を誇るナインオクロックが断然の存在だろう。B級昇格後も9馬身→6馬身差の圧勝続きと勢いはとどまるところを知らないし、中11日の詰まった日程でもしっかりと追い切りを消化してきた。ここも単なる通過点にすぎない。焦点は次位争い。本来は3歳でもトップクラスの実力を誇るメモリーメディアと言いたいところだが、まだパンとしない様子。これを押さえに回して、バリバリ乗り込んで好気配を漂わせているパーソナルブルー、同鞍の過去2戦(2着、4着)以上を目指すオールージュを狙ってみる手か。気難しさを多分に含むが脚力は確かな2頭・ケイサンパルプンテ、ミズデッポウも3着目には用意したい。

 

 14日(水)はA-3組の「ポインセチア特別」(1400m)。ここには初日のナインオクロックと同じ川西厩舎から同期のスムーズジャズがスタンバイ。前回のA-3 b組でマークした1分28秒2の時計は、開催最上鞍であるA-2組と同じという高水準。2組の勝ち馬は乱ペースに乗じての差し切りだが、こちらは自らペースを作り、上がりを37秒4でまとめて時計を引き上げたのだから価値がある。これに待ったをかけるとすれば、今年もリーディングを独走する角田厩舎が送り込むキングジュエリーしかいない。中央1000万から再転入後は1→1→3着。前走は途中から大逃げを打った勝ち馬を捕まえ切れず、持ち前の負けん気の強さを発揮できずに敗れたが、あれが実力ではない。すかさず反撃に転じそうだ。他ではサザンライツ、アイルーロスだが、突き抜けるまでは?

 

 15日(木)はシリーズメインでもある重賞「第59回東海菊花賞」(1900m)。このレース3連覇が懸かるカツゲキキトキトが勇躍登場。地方馬代表として参戦したJBCクラシックでは中央勢の壁厚く12着に終わったが、地方馬同士なら話は違う。頂上決戦後の中10日の強行軍は気にならなくもないが、もはや出てくるからにはという存在。威風堂々と遠征馬を迎撃するとみた。先月の全国交流重賞・ゴールド争覇では2、3着に食い込んで好配当を提供した地元勢だが、大将に続く馬がいるかは? ヒモには遠征馬をチョイス。今季は負けなしの4連勝マイタイザン、転入3戦目で重賞勝ちのタガノヴェリテ、名古屋コースを熟知するエイシンニシパの兵庫勢が優勢だが、走りごろの叩き3走目イッツガバナハプンにも注意。

 

 16日(金)はA-2組の「さざんか特別」(1600m)。3歳重賞戦線で(2.3.2.2)と好勝負を重ねてきたウォーターループが初めて古馬と手合わせ。遠征を挟みながらも440キロ台に乗せてきたように、馬体に実が入って充実著しい近況だ。まだこの世代のレベルは定かでないが、準オープンなら何とかしてもらいたい。期待分も込みで主力視する。これを阻まんと手ぐすねを引く古馬勢では、丹羽騎手が闘志を注入して詰めの甘さを返上したエスタシオン、発馬が改善して好位差しに安定感を増してきたシャイニングアロー、得意の冬場を迎えて徐々に体調が上向いてきたゴールドトランプあたり。他にもワンパンチ秘める馬がそろっており、季節の変わり目だけに体調面の上げ下げを吟味すれば、思わぬ好配当にありつけるかも。

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

 

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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