【開催見解】第21回ばんえい十勝(1/8~9・12~14)
第21回ばんえい十勝
第42回ばんえいプリンセス賞 4歳牝馬オープン別定 1月9日11R
出走予定馬
○アフロディーテ (660キロ)
○ウィナーキララ (660キロ)
○カネササクラ (660キロ)
○クイーンドリーマー (660キロ)
○サトクィーン (660キロ)
○サンシルクラポピー (660キロ)
○ジャスミンガール (660キロ)
○センショウブルー (660キロ)
○プランセス (660キロ)
○ミスタカシマ (700キロ)
【解説】
12月2日に行われた、ばんえいオークスに出走したメンバーが9頭出走。別定戦でミスタカシマが40キロのハンデを背負う。この差がポイントになりそうだが、力を考えれば負けられないところ。ダービーでは大きく馬体を減らし、本来とはほど遠い動きで一番人気を裏切ったが、ここに向けて再調整されており、状態は確実に上向き。ここは改めてこの馬の力を信じて本命に推す。相手筆頭は世代牝馬戦で4戦連続2着のアフロディーテ。先行力と障害の巧みさ、そして渋太さがある。ミスタカシマがいなければこの馬が主役といっても過言ではない。このハンデ差で逆転の可能性も。クイーンドリーマーはオークスで3着と見せ場タップリ。課題であった障害が今は安定しており、毎回力を出し切れているのが好走の要因。決め手では一枚上の存在であり、一発の期待も。その他ではオークスで障害のミスがあったサンシルクラポピー、4着馬のセンショウブルーも上位を窺う。牝馬戦初挑戦となるジャスミンガールが穴候補に。
山羊座特別 4歳以上A2-1 1月12日10R
出走予定馬
○イッキフジ (740キロ)
○キタノユウジロウ (730キロ)
○コウシュハレガシー (735キロ)
○シンエイパワー (735キロ)
○センショウニシキ (725キロ)
○センリョウボス (725キロ)
○タイキン (720キロ)
○チヨノタカラ (735キロ)
○フェアリースズ (710キロ)
○メヂカラ (715キロ)
【解説】
前開催の新雪特別に粋のいい4歳馬が参戦。ともに昇級戦となるが、デキはいいし、能力を考えてもいきなり通用していいだろう。本命にはキタノユウジロウを指名。ばんえいダービーでは後半の強さを発揮して小差2着と好走。今回背負う730キロも経験しており時計も優秀。4歳世代のレベルの高さを見せてくれそうだ。コウシュハレガシーが対抗。連続して本命馬に負けてはいるが、パフォーマンス的にはヒケを取っていない。5キロ余計に背負っている分、2番手の評価も障害力はこちらが上。4歳馬に待ったをかけるのが古馬勢だろう。新雪特別は障害で膝を折って5着止まりのチヨノタカラが巻き返しを狙う。完全復調の2着馬センショウニシキ、9歳で進化を遂げているシンエイパワーも侮れない存在に。
競馬ブック 定政 紀宏