【開催見解】第22回園田競馬後半(1/9~10)
平成30年、年度代表馬はマイタイザンに決まった。まぁ当然だろう、園田デビューの生粋の兵庫県馬、昨年は園田負けなし、重賞3勝とパーフェクトの走りを見せたのだから…。同時に最優秀4歳以上中長距離部門も制した。同短距離部門はエイシンバランサー、同3歳馬はコーナスフロリダ、同2歳はテンマダイウェーブ、同牝馬はナナヨンハーバーとなり特別優秀馬がクリノヒビキとエイシンヴァラーに。各陣営の皆様おめでとうございます。
サテ園田競馬は今週も変則開催となり水、木曜(9、10日)の2日間。年末年始頑張った反動が出たか、10日は少し出走頭数が少なくなってしまったが、リニューアルなった居心地のスタンドで存分に競馬をお楽しみ下さい。
9日はA1A2級の1400m戦がメイン。注目は10連勝がかかるタガノカピート。シーズアレインボーがいてはハナは難しいかもしれないが、2番手になっても何ら不安はない。早々の抜け出しが決まりそう。連筆頭はショウサンルヴィア、以前のようにムキになって走る面も解消されたし、2走前はカピートに首差まで迫る健闘ぶりだった。今なら内枠もアッサリクリアか。3番手がサウスウインド、一昨年の園田金盃優勝馬、実績では断然だが、1400m戦は決して適性距離ではない。この点だけが気になるが…。益々行き脚が出てきたワンダーヴァローレ、57キロ克服ならイルティモーネも圏内。
10日はB1級の1400m戦がメイン。本命はステップシュート、3カ月半ぶりの前走が内から見事なまでの差し切り、 2走目なら更に反応は良くなるはずだし、メンバーも当時より手頃か、連勝濃厚。エフヨンエフは前走が案外だったもののあのままで終わるとは思えない好素材、追い切りも前走時以上に動いたし、即反撃可能。ヒミノオオタカ、エンジェルミディはレース巧者、少しでも前に取りつくことができれば次位争い十分。高配狙いは後半確実にひと脚使えるリュウノタケシツウ、ピカロあたりか。
(文:競馬キンキ 北防 敦)