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【開催見解】第12回船橋競馬(3/11~15 重賞:ダイオライト記念[JpnII])

2019年3月10日

 平成30年度、第12回船橋競馬は3月11日から15日のナイターでの連続5日間開催。今開催は引退を発表した地方競馬歴代3位の通算6269勝を挙げる石崎隆之騎手の長年の功績を讃え、開催期間中は船橋競馬場内を石崎隆之騎手の服色で装飾し、抽選会など毎日、関連イベントを実施。また、開催最終日の15日には引退セレモニーとして引退式(3月15日(金)、第7レース確定後、ウイナーズサークル)が行われる。皆様、是非、船橋競馬場へご来場を。なお、1月と2月のナイター開催では騎手の防寒対策として、アンダーシャツ分として馬の負担重量をJRA交流競走を除いて0.5kg加増していたが、今開催からは通常の負担斤量に戻るのでご注意を。

 

 開催初日のメインはB3の選抜馬によるTHE NUGGETS「帰港」賞、1200m。休み明けの前走を完勝したコアコンピタンスが再度、同条件への出走。これは恵まれており、叩き2戦目で状態面も確実に上向き。渋った馬場でも連対歴があって、不安材料は少ない。連勝の期待大。スターシードは渋った馬場で6戦3連対。前走はコアコンピタンスと0秒7差だったが、展開、馬場が向くようなら肉薄以上のシーンも。モリノラスボスは渋った馬場で2戦2勝。取消明け3戦目で単騎逃げの形に持ち込めるようだと最後まで抵抗可能。他では昇級戦でも嵌まれば切れるシャインメルシー、転厩2戦目で変わり身が見込めるコスモウーノなどにも警戒が必要に。

 

 2日目のメインはA2以下による1700mの早春賞。アーミーバローズはここまで25戦して16勝、2着2回。休み明けを3戦して着実に良くなってきており、前走はアタマ差の2着。勝ち馬は能力重賞級といわれるベイビータピットだけに、その馬がいなくなった組み合わせの今回はそろそろ勝利を期待したいところ。マルヒロナッツオーは今回で4戦連続してアーミーバローズと対戦。3走前と前々走では先着しており、前走もレース・1上がりで1馬身差まで詰め寄ってきている。ここも重視は当然。ナガラキコウシは勝ち味に遅いが4走前の船橋1700mでマルヒロナッツオーに先着。力量は確かで渋った馬場では連対率5割以上。流れひとつで出番がありそうだ。長めの距離に適性のあるキャッスルクラウン、船橋1700mで重賞V歴(3歳時の東京湾カップ)があるソッサスブレイにも要注目。

 

 3日目のメインは2400mで行われるダートグレード競走のダイオライト記念。チュウワウィザードは前走の東海ステークスで次走にフェブラリーステークスを完勝するインティの2着。レース・1上がりで3着馬には7馬身もの差をつけた。前々走の名古屋2500m、名古屋グランプリでは次走に川崎記念を勝つミツバを撃破しており、レベルの高いといわれている4歳勢のなかでも注目の存在。長いところは向いていて船橋の2400mも絶好の舞台と見る。渋った馬場でも勝ち鞍があり、初めてとなるナイターさえ気にしなければ、まず勝ち負けに。サウンドトゥルーは前走の金盃で南関東移籍後の初勝利を挙げた。9歳にはなったが、大きな衰えは感じず、追って不発がないのは魅力。今回は地の利も味方に2017年のJBCクラシック以来となるダートグレード競走制覇を狙う。ミツバは前走の川崎記念で念願のJpnI初制覇。直線でケイティブレイブとオールブラッシュの間をこじ開ける見事な勝負根性を見せての戴冠だった。引き続き和田竜二騎手鞍上で当然V争い。オールブラッシュは前々走の浦和記念を圧勝し、前走の川崎記念も3着。確実に復調しており、脚質に幅も増している。ここも上位争いへ。また、気性的にムラで安定感には欠けるが地力を秘めるアポロケンタッキー、南関東期待の4歳馬ヤマノファイト(羽田盃馬)、ハセイノパイロ(東京ダービー馬)なども軽視はできない存在だ。激戦必至。

 

 4日目のメインはオープンによる1600m、柏の葉オープン。勝ち馬にはかしわ記念への優先出走権が与えられるトライアルで、まだ出否未定の馬もいるのだが、好メンバーが揃いそうだ。ヒガシウィルウィンは昨年12月の勝島王冠以来で今年緒戦となるが、正直、オープン特別レベルでは負けてほしくない実績馬。ここは確実に勝って上の舞台へ。ゴールデンバローズの報知グランプリカップは結果的には1800mという距離が微妙に堪えた感じ。JRA在籍時を含めて全6勝は1600m。ここは見直し。ベンテンコゾウはオープン特別を連勝中で、船橋コースでは4戦無敗。この相手でも互角以上にやれるはず。ラブミークンは休み明け3戦目、地元に戻って巻き返し十分。他にも昨年の船橋1600mの重賞、京成盃グランドマイラーズの覇者であるキングガンズラング、3走前の総の国オープンでベンテンコゾウと0秒5差の競馬で、前走の多摩川オープンではラブミークンに先着しているバンドオンザランなどが出走予定。激戦必至。

 

 最終日のメインはB!二組以下による1600mの栄光の胴桃・右緑たすき、そで緑賞。ハドソンホーネットはここ3戦、1700mを使って2.2.3着。あとひと息足りないのはやはり距離が影響したのかも。今回は全7勝中、6勝を挙げている1600m。当級の安定勢力といっていい存在で、流れにさえ乗れればまず勝ち負けに。タイセブラストは前走でハドソンホーネットに先着。大型馬の休み明け3戦目で更なる上積みも見込めそうなだけに、今回はV奪取まで十分。ロジストームは再転入緒戦の前走で連対。改めて力を見せてくれた。ここは注目の転入2戦目。キングスガイは前走でハドソンホーネットと0秒3差。得意の1600mに替わって反撃があっていい。

 

 (ケイバブック・木村 悟)

 

 

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