【開催見解】第29回園田競馬前半 (3/19~3/21)
先週木曜日、名古屋へ遠征したマイタイザンは(4)着。3年3カ月ぶりにJRA勢と顔を合わせたわけだが、楽にハナ、そのままマイペースに落としての大健闘だった。次走予定は5月の兵庫大賞典となるのだが、この分なら近い将来、グレード競走も制してしまうのでは…。そんな気がしてならない。また土曜日JRA阪神遠征したテツは芝適性があるのか、最後まで渋とく伸びて(5)着。今後も芝に向かうようなら十分チャンスはありそう。
サテ今週の園田競馬は通常通りの火、水、木曜(19~21日)までの3日間開催で期間中のメインは21日に行われるA1級の1400メートル戦。来週に六甲盃が行われる関係もあってA1級にしては手薄なメンバー。
これならA2級連勝中のメイプルキングで十分間に合うのではないか。
しかも初めてのA1級ということで背は前走から3キロ減の54キロで出走できる。勢いに賭ける手は十分だろう。
タガノカピートは前走が不可解な負け方。ただ、あれだけではまだ片付けられない。
潜在能力は相当だけに今一度見直してみたい。
リッパーザウィンは前走、外めを回された影響もあってか、伸び切れず。
どうもまだムラが多い一面もあるが、2走前のように自分のペースで走れたときは強い、これまた見直し必要。
イルティモーネにもムラが多いが、こっちは差し馬、あくまでの道中のペース次第になってくるのか。
2走目エイシンヴィーヴォ、実績あるワンダーヴァローレあたりも侮れない。
20日はA2級の1230メートル戦がメイン。
前走完勝プリティクイーンは背1キロ増の55キロ、前走のようにうまく内でロスなく捌くことができるかどうか。
同じレースで(2)着逃げ粘ったのはシーズアレインボー。絶好枠を引いただけに逃げは間違いあるまい、2番手に付けるスマイルプロバイドがどこまでプレッシャーを与えてくるかだけ。
同(4)着だったのはエイシンカーニバル、前走は前を行くプリティにうまくペースを掴まれ相手に合わした走りになってしまった。トウシンムサシは田中Jにスイッチ、2走前の粘っこさが戻るか。
19日はB1級の1400メートル戦がメイン。
中心は前走直線の入り口で前が詰まったウインフラクタル、(3)着に甘んじたのは明らかにそのため。ワキノハガクレはジックリ構える競馬に徹し(3)(2)着、相変わらず好調キープでもありうまく捌ければ逆転も。
初陣ウィッシュノートは好仕上がり、衰える年でもないだけに初戦から警戒必要。マルメロも近走が好内容、ベスト距離でなくとも上位争いに顔を出せそう。
(文:競馬キンキ 北防 敦)