【開催見解】第2回佐賀競馬(4/20~29 重賞:佐賀皐月賞)
第2回佐賀競馬は4月20日(土)21日(日)27日(土)28日(日)29日(祝月)の5日間で行います。
注目レース【1日目】4月20日(土)
4月20日(土)のメインは軽暖特別。Bー1組。1750m。11頭立て。
【エイシンビリケン】移籍後は圧勝での連勝。能力の高さ感じるが、今回は1750m戦で初めての距離。距離の適性だけだが、能力の高さで克服しそう。主力支持。
【モリデンサンバ】移籍後はまだ勝ててないが、2着2回する程の走りは見せているし、好時計も叩き出している。安定して駆けているのも高評価。主力に迫る。
【マイメン】1400m戦はペースも速く忙しいレースが続いた。この距離だと道中は落ち着くし、位置取りも可能だ。まだ頑張れる4歳馬。今度は絡んで来そう。
【ガラハッド】移籍後は5・4着。時計も縮めているし、叩いて上向いているのも確か。更なる前進も見込みたいし、スタートも改善された。3戦目は要注意馬。
【キングランシーン】休養後は確実に走りも良くなっている。前走では主力エイシンビリケンと0.5秒差。距離の問題もなく更に差を詰めそうだ。好調4歳馬。
スケール感のあるエイシンビリケンに期待。安定しているモリデンサンバ。特別勝ちのあるマイメン。上昇馬ガラハッド。好調整キングランシーンと好カードが揃う。
【1日目】4月20日(土)
レッドスター特選 サラ系3歳 3歳ー2組 1400m
軽暖特別 サラ系3歳以上 Bー1組 1750m
4月20日(土)の準メインはレッドスター特選。3歳ー2組。1400m。12頭立て。
【シゲルキラキラ】鋭い末脚で連勝決めた。これで4勝を挙げ確実に成長している。自在に動けるタイプで、2歳時は逃げるスピードも見せていた。中心支持。
【ガイノス】先行力はあるし、前で渋太い脚も使っているが、あと一歩の決め手に欠く。今度も道中のペースカギも、前走よりは落ち着くだろう。スンナリだと。
【オーチンハラショウ】ル・プランタン賞では流石に相手が強かったが、地元3歳馬との対決だと崩れはない。自力はあるし、そろそろ初勝利が飾れてもいい頃。
【ツヅミボシ】前走が馬体重が減っていたのは気になったが、好反応で4角先頭の勝ちパターン。結果はシゲルキラキラに差されたが、好レース内容を評価。
【テイエムヒッパシレ】徐々にスタートも巧くなっており、力を付けてるのは確かだ。前走でも勝ち馬から0.5秒差。中団辺りで終い使う競馬だと更に差は詰まる。
連勝中シゲルキラキラが中心。好調ガイノス。実力上位オーチンハラショウ。好走条件揃うツヅミボシ。堅実なテイエムヒッパシレと多彩なメンバー。
【2日目】4月21日(日)
スイートピー特別 サラ系3歳以上 B-2組 1400m
デイリースポーツ杯JBC協会協賛 第7回 佐賀皐月賞(トーセンラー賞)サラ系3歳 3歳オープン 1800m
4月21日(日)のメインは第7回佐賀皐月賞。3歳オープン。1800m。12頭立て。
【スーパージンガ】前走のル・プランタン賞でも強豪馬相手に圧勝。これで佐賀では7戦6勝と圧倒的な強さを見せている。今度はニュールックとの再戦が楽しみ。
【ニュールック】前走は若草賞では輸送で大きく馬体が減っていた。敗因は明らかだし、中間の抜群の追い切りからも好状態で臨める。滞在競馬だと互角の能力。
【ムーンパスノキセキ】2月飛燕賞ではニュールック・スーパージンガに続く3着。佐賀NO.3の存在だし、この距離も問題ない。主力は強いが、その後は確保する。
【スターオブジーン】近走はJRA遠征が続いた。小倉では入着する程の走りを見せているし、地元戦でも最後はキッチリ追い込んで来る。前次第では絡み十分。
【オールアウト】休み後の前走は古馬戦。まずまずの時計で駆けていたし、叩いた2戦目は素軽さも増す。乗り込みもシッカリ出来ている。位置取り次第では。
連勝の勢い止まらずスーパージンガが最有力。飛燕賞馬ニュールック。飛燕賞3着馬ムーンパスノキセキ。遠征帰りスターオブジーン。デキ上昇オールアウトの豪華メンバー。
【3日目】4月27日(土)
高千穂峰賞 サラ系3歳以上 A-1 A・B 1400m
端午特選 サラ系4歳以上 C2-1組 1800m
4月27日(土)のメインは高千穂峰賞。A-1 A・B。1400m。11頭立て。
【ウルトラカイザー】前走は4着に敗れてはいるが、3着馬ハクユウスターダムとはコンマ2秒差。底力最上位。反撃可能。
【フォークローバー】勝ち馬セクシーボーイが4連勝を達成したハイレベルの前走。2着馬キングプライドとはコンマ6秒差。
【ハクユウスターダム】安定した成績を残してきたが、前走は3着圏外。それでも、3着馬フォークローバーと小差なら上等。
【オウノミチ】以前の先行スタイルから脚質転換。上り3位の脚力で浮上して、4着馬ハクユウスターダムとはコンマ4秒差。
【マサヤ】今シーズンは7・7・5着と上昇傾向にあり、徐々に馬体も引き締まってきた。連対率5割の1400m戦。条件好転。
斤量も軽くなるウルトラカイザーが中心だろう。好調フォークローバー、ハクユウスターダム。堅実オウノミチ。デキ上昇中マサヤ。
【4日目】4月28日(日)
菊池川特別 サラ系3歳以上 A-2 A・B 1800m
長崎街道黒崎宿特選 サラ系4歳以上 C1-2組 1400m
4月28日(日)のメインは菊池川特別。A-2 A・B。1800m。11頭立て。
【キングプライド】4角先頭に立ち、逃げ切りパターンには持ち込んだが、勝ち馬の決め手が一枚上。それでも、後続馬には3馬身差と完勝。
【スーパーノヴァ】近走は2・2・1着として、連対記録を3へと伸ばした。2着馬オイカケマショウは次走で上位争いして、レベルの高さを証明。
【ラッシュアタック】初コースとなった前走では、レースの主導権を握り、逃げ切り勝ちを収めた。余裕のある走りだった。
【オイカケマショウ】前走は勝ち馬ラッシュアタックと脚色が揃ってしまう。着差はコンマ3秒差。展開一つだろう。
【トッケンドーナ】道中は最後方に待機して、直線勝負に賭けて3着に浮上した。2着馬オイカケマショウとはコンマ6秒差。
本調子キングプライドの復活勝利に期待。逆転するならスーパーノヴァ。新興勢力ラッシュアタックが勢力図を拡大するか注目。好調オイカケマショウ。伏兵トッケンドーナ。
【5日目】4月29日(祝月)
おとめ座特選 サラ系4歳以上 C2-2組 1400m
エメラルド特選 サラ系4歳以上 C1-1組 1750m
4月29日(祝月)のメインはエメラルド特選。C1ー1組。1750m。12頭立て。
【サンライズタキオン】連続連対記録こそ途切れてしまったが、完璧なレース内容で雪辱を果たした。ポテンシャルは相当高い。
【ムーンライズ】特選で2着好戦した事で、通用の目途が立った。後続馬には5馬身差も千切っており、負けて強しの好内容。
【クーロゼ】5組戦を快勝して駒を進めてきた。勝ちタイムは29秒台前半の好時計をマーク。7戦連続3着以内を続けている。
【ダイメイピット】前走は4着に終わったが、3着馬チムニーロックとはコンマ2秒差の争い。好調さで巻き返す可能性大。
【サングリアロッサ】佐賀コースは11戦連続して3着以内とする活躍ぶり。先行自在なスタイルで安定した成績を残している。
サンライズタキオンが中心だろう。続く勢力は好調馬揃いも、ムーンライズ、クーロゼが上位有力。更にはダイメイピット、サングリアロッサと層が厚い。
(文:全国公営競馬専門紙協会 田中宏信)