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【開催見解】第2回笠松競馬 (4/23~26 重賞:オグリキャップ記念)

2019年4月22日

 4月23日~26日までの連続4日間、「オグリキャップ記念シリーズ」が開催される笠松競馬。

平成最後となるオグリキャップ記念を制するのはどの馬か? 

ここでは各日のメインレースの展望をお送りしていきたい。

 

 初日はB-1組の「菜の花特別」。中心は中央2勝の実績馬サウスアミューズ。転入以来[2][1][1]着。特に前走は1分27秒2の時計、そして勝ちっぷりともに優秀で、まだまだ奥が深そう。勝って同条件のここは連勝十分。待ったをかけるならペイシャスター。1分27秒6と時計的には遜色ないし、「折り合いがつくし、状態も引き続きよさそう」と佐藤騎手も手ごたえを感じていた様子。前々からうまく流れに乗れればこちらの単も。また、前走で東川慎騎手に初勝利をプレゼントしたバレンティーノ、自在な競馬で見せ場を作り続けているアノマリー、末脚確かなプラネットナインなど好調な実力馬が多く、ひと筋縄では収まらないかも。

 

 2日目はC-12組による「牡丹特別」。前走勝ちの馬がたくさんいて目移りするメンバー構成だが、ほとんどの馬が1400mから今回は距離が1600mに延びる点がポイントになりそう。前走時計で一歩リードは1分28秒7をマークしたライトスラッガーだが、この距離では5戦してまだ馬券に絡んだことがない。逆に先行力で勝負するタイプのミラクルパレットは、相手強化のうえ1600mに距離が延びた2走前にこのクラスで2着。距離慣れが見込める今回は勝機十分だ。出遅れて後方から追い込んでくるパワフルドンキも1600mの方が競馬しやすいクチ。6、8、9着ではあるが、中央時には1800m、2000mでそこそこの成績は残してきただけに、距離延長で楽しみ。さらにはウインフルマークス、スイセイオリュウあたりは攻め馬の雰囲気がよく、相手強化でも注目に値する存在だ。

 

 3日目はシリーズメインとなる重賞「オグリキャップ記念」。地方重賞としては珍しい2500mの長丁場。今年もスタミナ自慢が全国から集まってきた。兵庫メイショウオオゼキは転入後破竹の4連勝を挙げた後、前走2400mの六甲盃で時計差なしの2着。まだまだ底を見せていないし、先行力もあるので小回りの笠松でも存分に力を発揮できるはずだ。佐賀から参戦のグレイトパールは平安S、アンタレスSと2つの重賞を勝っている実績が光る。2カ月ぶりがどうかだが、佐賀に転入後の成績を見ても衰えた様子はないだけに、極端な太め残りさえなければ有力だ。今年は岩手所属で来るエンパイアペガサスは昨年のこのレースを2秒8差の大差勝ち。早めにレースを動かして悠々と押し切ったレースぶりは圧巻だったし、3月30日に地元で8馬身差の快勝と臨戦過程もいい。昨年より相手はそろっているが、連覇の可能性はあると思う。迎え撃つ東海公営勢の大将格はやはりカツゲキキトキト。1月4日・名古屋記念以来の実戦となるが、早くからここを目標にしていただけに、万全とは言えないまでもある程度の仕上げには持ってこられたはずだ。この馬の実力と走り慣れた笠松という地の利を考えれば、強力遠征勢を押さえ込んでも何ら不思議はない。

 

 4日目はC-1組の「花水木特別」。笠松屈指の激戦区・C-1特別らしい全馬が前走勝ちというメンバーになりそうだが、主役はこのクラスを連勝中のヤマニンフレッチェで異論あるまい。「全く出すところがなかった」と吉井騎手が残念がる4走前こそ1枠で包まれて5着に甘んじたが、その後は3連勝。今回も決して油断できる相手ではないが、モマれさえしなければ力上位なのは間違いない。ピースラヴィングは3月22日にヤマニンフレッチェから0秒6差の2着。前走では当地で初の1600mで4馬身差の快勝をしており、この距離なら逆転の目もあろう。末脚がしっかりしているゴッドミラクルも距離が延びて良さそうなタイプ。事実、1800mの中央新馬戦3着の実績があるだけに、前半の位置取りが極端に悪くならなければV圏内の1頭とみる。ビーコンファイヤー、カレンスレイも前走内容、時計がC級としてはハイレベルで、特別でも好勝負できそうだ。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

競馬東海

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開催当日のレースに関する情報については、主催者発表のものとご照合ください。

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