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【開催見解】金沢競馬 県営第5回[通算第5回]前半(5/19・21)

2019年5月18日

 2019年度・第5回の金沢競馬は、5月19日(日)、5月21日(火)、26日(日)、28日(火)の4日間。ここから8月上旬まで「日・火」の開催が続きます。ここでは前半週の展望を。

 

 19日(日)のメイン10Rは「準重賞 湖南賞」(B級・1900m)

 1番 ヤマカツポセイドン 中島龍也

 2番 バルタンセージ 堀場裕充

 3番 フジノナデシコ 米倉知

 4番 アリゲイター 池田敦

 5番 ルールゴールド 栗原大河

 6番 ティエンラン 沖静男

 7番 ブルーウイング 青柳正義

 

 今年、新設された準重賞。本来ならB級の好成績馬が集うはずも、火曜のジョッキーズCSチャレンジSがA2~B1の編成という都合上、連闘になる前回B2出走馬が多く組まれて回避馬多数で少頭数に。実力や距離適性も差があるメンバー構成になった印象。

 JRA1000万下勝ちの実績馬ヤマカツポセイドンが中心。今春の再転入時はC2だったが、そこから3連勝は力的には順当なこと。当然ここでも格上の存在で、JRAでの500万下勝ちはダート2400m、一昨年2月の1000万下勝ちは芝2400m。1900mに距離延長も大歓迎で、ここに向けて攻めも強化。どこからでもレースできる強味もある。

 フジノナデシコも前走4着から巻き返し必至。その前走は超スローペースにハマったもの。その後も順調に調整できており、JRA1勝はダート1800m、500万下3着など入着7回は1700~2400m。この距離も歓迎できる戦績。この顔ぶれなら、ある程度流れると見るし、超スローになったとしても4走前のように途中から動くはず。好レース必至と見る。

 バルタンセージも実績上位で距離もOK。前走はスロー逃げとはいえ、転入後無敗馬を最後まで苦しめたし、気配自体も1着→3着→3着の3~4月上旬より今の方が良くなっている。ここもベストの逃げが叶いそうで、大崩れは考えづらい。

 ハイペースの2番手から前走好時計勝ちブルーウィングも通用していい。その前走2着馬は昨季A級馬で、決して相手に恵まれたわけでもなく、ブリンカー着用効果も大きい模様。新馬戦2着もあるJRA未勝利時も1700~1800m起用だけに、距離も心配ないはず。

 

 21日(火)は「2019地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ チャレンジステージ」が行われる。各競馬場のリーディング2位(欠場者がいる場は3位)の騎手12名が集結。2レースのポイント上位2名が6月2日(日)盛岡「ファーストステージ」に進出となる。

 出場予定騎手は、服部茂史(北海道)、村上忍(岩手)、保園翔也(浦和)、張田昂(船橋)、真島大輔(大井)、町田直希(川崎)、中島龍也(金沢)、筒井勇介(笠松)、村上弘樹(愛知)、田中学(兵庫)、赤岡修次(高知)、鮫島克也(佐賀)

 

 チャレンジステージ第1戦(9R予定)は「A2~B1・1500m」

 センノギモーヴ、エイシンクウカイ、ヤマカツトップガン、ヤマカツバーバラ、チェリートレジャー、アザミジョウ、ナリタカピリナ、レヴェナント、マヤノガルネリ(回避の可能性あり)、ヤマチョウタンゴ(回避の可能性あり)、オーミティグリス、ミーヤリープリー、が出走予定。回避馬が出た場合は、マリーララヒメ(回避の可能性高い)、ハクサングロウ、ウインクルゴール、ロイジービヴの順で繰り上がる。(場合によっては抽選休場馬が発生する可能性もあります)

 ここは傑出馬不在のメンバー構成になりそう。展開次第でどの馬にも馬券圏内の可能性。

 今季の戦績的にエイシンクウカイが優勢。前走は1枠でハナしか選択肢がなかった上に、2着馬が早目に動いてきた展開苦。今季3走より相手関係は楽に思え、スンナリとしたレースにさえ持ち込めれば好レースに。

 ヤマチョウタンゴは今季順調で安定、ここ2走の3着も強敵相手。1500m以上での走りは上回るメンバー構成だ。

 逃げかスンナリ先行ならアザミジョウも上位候補。前走は案外な3着だったナリタカピリナも揉まれない展開なら前進可能。昨季までの戦績なら上位可能なレヴェナント、ヤマカツトップガンも攻め内容に関しては上向いており、先行争い次第では変わる可能性。

 

 チャレンジステージ第2戦(10R予定)は「A2~B1・1900m」

 ベルウッドデナリ、プラチナバディ、ハルヲヨブオンナ、カトリーヌスリジエ、ミキノグランプリ、ティアグリスター、ミヤギノセンス、ナガラリバー、エイシンリンリン、ドリームバンバン、トーセンエポナ、カトリーヌエミュー、が出走予定。回避馬が出た場合はキュアホリデー、ファンタサイズ、ヒカルカミヒコーキの順に繰り上がる。(場合によっては抽選休場馬が発生する可能性もあります)

 昨季の中日杯2着など重賞好走馬ディアグリスターは距離も心配なく、A2なら優勢。前走・金沢スプリングCは最初のコーナーまでにゴチャついて掛かったのも響いたとのこと。ソコソコの追い切りもこなせたし、スムーズな競馬さえできれば、好レース必至。

 川崎での鼻出血明けを2度叩いたナガラリバーも順調に推移すればもっと走れる能力の高さ。初距離だが、JRA時は1700~1800mを何度も経験なら大きな問題ではなさそう。今季は差す競馬でも4月に2着と好走できており、今回は攻めも強化。

 トーセンエポナの安定感も魅力。4連続2着だが、充実の気配と自在なレースぶりは高評価。距離延長も不安ないタイプで、最も大崩れがなさそう。

 転入後5連勝中エイシンリンリンは距離と相手の違いがどう出るかに尽きるが、走力的には通用していい。前回の1700mで3着ハルヲヨブオンナ、4着ドリームバンバンもゲートや位置取り次第で。乱戦になればプラチナバディ、カトリーヌエミューの浮上も。

 

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

 

金沢 カナザワ

 

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