【開催見解】金沢競馬 県営第9回[通算第11回]前半（8/12・13）
2019年度・第11回の金沢競馬は、8月12日（月･振休）、13日（火）、18日（日）、20日（火）の4日間。前半週は普段と違う「月・火」の開催になります。ここではその前半週2日間の展望を。
12日（月･振休）のメイン10Rは「準重賞 サンケイスポーツ杯 石川門カップ」（3歳・金沢デビュー馬・1700m）
1番 ケンブリッジジッタ 青柳正義
2番 サッキースピネル 米倉知
3番 ロンギングルック 中島龍也
4番 ロゼオランジュ 鈴木太一
5番 ミリオンピエール 吉田晃浩
6番 カトリーヌレーヴ 池田敦
7番 アリュモモフェイス 藤田弘治
8番 イーサンフェイス 沖静男
9番 ビシュラ 平瀬城久
10番 アクティヴローズ 堀場裕充
生え抜き馬（冬季間のみ一時移籍はOK）の限定戦。そういったメンバーであれば石川ダービー馬ロンギングルックが断然。唯一の懸念は前走・MRO金賞（8着）から中1週。今季、詰まったローテで使うのは初めてで、中間も軽目の調整で臨むことになるが、見た目は悪くない。距離不足もない舞台、これまでより楽な相手なら、何とかしてくれるはず。
距離・メンバー的にサッキースピネルも上位候補。ゆったりとスンナリ行ける1700mが向くことは3走前のA2組圧勝で実証済み。ここ2走5着→5着だが、強敵相手とJRA交流。前開催はパスした間も追い切りはしっかりこなし、良績のない内枠がどうかだけ。
前回1700ｍ2着で距離にメドを立てたカトリーヌレーヴも使いつつ走力を上げており、立ち回りも他馬より上手い。最も大崩れはなさそうだ。
ミリオンピエールも1700ｍがベストとは言えないものの、脚の使い所一つの実力。先行アリュモモフェイス、差しアクティヴローズも能力・態勢的に展開一つで出番。底を見せていないロゼオランジュも3着なら可能性あり。
また、この日の11Rには「夏も楽天競馬でおトクに楽しもう特別」（A2-2・1500m）も組まれており、前走勝ちが圧巻だったベルウッドミライ、1500m・先行なら当地屈指の実績エトワールドロゼ、軌道に乗ってきた昨季A1馬ワンショットキラーが有力候補。
13日（火）のメイン11Rは「楽天競馬はうれしいポイント貯まる特別」（A2-1・1700m）
1番 トーホウボニータ 葛山晃平
2番 コスモボアソルテ 田知弘久
3番 プラチナバディ 堀場裕充
4番 ディターミネイト 松戸政也
5番 ラピダメンテ 柴田勇真
6番 ルクナバード 平瀬城久
7番 トサイチ 藤田弘治
時季的なものや連闘馬が多い編成で少頭数に。どの馬にも出番がありそうだが、裏を返せば距離適性や脚質面でアテにならない馬が多いということ。先行馬もディターミネイト、ラピダメンテくらい。展開的にも予想が難しい。
そんな中でもコスモボアソルテは不安が少ない。実力馬バルタンセージに逃げ切られた前走もゴール前は猛追の2着。1700m自体は適距離でもあるし、展開的な不利も受けづらい頭数と顔ぶれ。このクラスで足踏みすることはない転入前実績でもある。
穴で狙いたいのはルクナバード。好走パターンは1700～1900mの少頭数。ここは合致するし、決してデキも悪くは映らない。スムーズな運ぶと後方から詰めたここ2走以上可能。
（文：競馬カナザワ 大井 明洋）
