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【開催見解】第8回門別競馬(7/25~8/3 重賞:王冠賞、ブリーダーズゴールドジュニアカップ)

第8回門別競馬展望

 

 開催日程で言うなら今年度のちょうど折り返し点を過ぎた。来週からJRA中央競馬の北海道シリーズも函館から札幌へ開催場所が替わるが、輸送時間が短縮する関係で札幌競馬にはホッカイドウ競馬所属馬の出走機会も増えるだけに、もうひとつの楽しみが増えそうだ。初日9Rに組まれているターフチャレンジI競走は、札幌のコスモス賞への優先出走権が懸かった一戦。さて、今開催の重賞レースは、3日目11Rに3歳三冠レースの最後の関門「王冠賞」が組まれており、岩手水沢所属のベンテンコゾウの三冠馬誕生なるかが焦点。なお、三冠馬達成時には、2,000万円のボーナスが与えられる。後節の4日目には、2歳重賞第2弾「ブリーダーズゴールドジュニアカップ」が行われる。

 

【重賞レース】

◎7月27日 第38回王冠賞 3歳オープン 距離1800m

  1.トキノクレール

  2.スカイロックゲート

  3.ベンテンコゾウ

  4.スーパーステション

  5.モンサンルリアン

  6.ストーンリバー

  7.スピリア

  8.イーゼル

  9.スウィフトハート

 10.ジュンアイノキミ

 

【展望】
 ベンテンコゾウが三冠馬に王手を懸けている。北斗盃は地元でひと叩きした有利さもあって快勝したものの、距離が2000mに延びた北海優駿は、どうしても父サウスヴィグラスが引っかかって対抗視したが、それをあざ笑うかのように2番手から難なく抜け出していた。今回、地元の新勢力の姿も見られるが、距離が1ハロン短縮の1800mなら、果たして地元の抵抗はどこまで、の思いがあるのは否定できない。相手を絞れば、北海優駿3着のあと、B2以下を勝ち上がったモンサンルリアン、北斗盃2着のストーンリバーも、その後は余裕のある馬体で出走しており、ここは陣営にとっても捲土重来の思惑。あと、好調持続のスーパーステションも上位には欠かせない存在である。

(厩舎の談話)

  1.トキノクレール 前走も楽に前を捉える強い内容でした。折り合いもつき、いい脚が続くあたりに、レースセンスを感じさせます。試金石になりますね。

  2.スカイロックゲート 中央に使うプランもありましたが、3歳重賞の最後の一冠なので出走を決めました。自分の型でを進めれば活路が開けるでしょう。

  3.ベンテンコゾウ 順調に仕上げてデキは変わりない前走は落ち着いてレースできたし、成長が感じられた。気負うことなく普段通りのレースをしてほしい。

  4.スーパーステション 前走は行く格好になりましたね。勝ち馬にマークされた差でしょう。順調にきました。力をつけているのは確かです。結果を求めたいです。

  5.モンサンルリアン 競馬が上手になり、折り合いがつくようになったのは収穫。以前ほど気の悪さも見せず、走りに集中できるあたり、成長が窺えます。

  6.ストーンリバー 前走はもう少しやれる手応えがあったのですが、渋めの馬場に持ち味をそがれたようですね。青写真通りの調整ができて、態勢は万全です。

  7.スピリア ペースは流れてくれるに越したことはないですが、自分の中でスイッチが入るかどうかという点が鍵です。走る方に気持ちが向いてくれれば。

  8.イーゼル 前走の勝ちっぷりに伸びしろの大きさを感じています。重賞でどこまでやれるかは分かりませんが、上昇の一途という現況。楽しみの方が大きいです。

  9.スウィフトハート 調教もできていますし、状態面に問題はないんですが、レースへ行ってピリッとしません。ここもやってみないと何とも言えません。

 10.ジュンアイノキミ 半信半疑のところはありましたが、あの内容ですからね、改めて見直しました。男馬相手でも決め手勝負になれば、ヒケは取らないでしょう。

 

◎8月1日 第11回ブリーダーズゴールドジュニアカップ登録馬 2歳オープン 距離1600m(内回り)

 ・サザンヴィグラス

 ・ストロングキック

 ・ヤマノファイト

 ・キタノシャガール

 ・タケショウパイロ

 ・ハーリーバーリー

 ・コスモウーノ

 ・シュヴァルダムール

 ・ダブルシャープ

 ・トキノマツカゼ

 

【展望】
 登録馬が少ないため追加登録も認められているわけだが、ヤマノファイトは函館2歳Sに出走しており、常識的には回避してくるだろうから、頭数的には少なくなりそうだ。新馬、栄冠賞と2連勝をやってのけたサザンヴィグラスは、栄冠賞は直線で外に持ち出して差し切ったのだから、単なる早熟のイメージはなく、マイルくらいまでなら問題はないだろう。栄冠賞4着のストロングキックは、距離を1700mに延ばして味のある勝ちっぷり。一戦毎に成長している姿は実に頼もしい。新馬戦を快勝した社台ファーム生産のシュヴァルダムール、ビッグレッドファーム生産のコスモウーノの動向にも注目したい。

 

○7月25日メイン

初日11R ダノンシャーク賞 3歳以上C1-3組~C3-1組 距離1200m

  1.プレゼンスブルー

  2.キンシャサノボス

  3.ホッコースイセイ

  4.オリヒメ

  5.シゲルシーラカンス

  6.ブレーヴチェイサー

  7.ブラックチョコ

  8.カグラハヤテ

  9.マッテンタルト

 10メイプルレジェンド

 

【展望】
 好調馬が目白押しのメンバー構成で、波乱含みの一戦だが、ここ2走は1700mに矛先を向けて変化を求めたオリヒメが、今回は1200mに戻してきた。1700mでは追い比べで甘くなっていたが、展開次第ながらも、この距離なら一瞬の脚を生かせる可能性が出てきた感じ。まだ伸びしろがある3歳ブレーヴチェイサー、今季の充実ぶりが光るマッテンタルトが当面の相手だが、51キロの減量騎手起用が奏功しているカグラハヤテも上位争いには欠かせないだろう。

(厩舎の談話)

  1.プレゼンスブルー あまり進境が見えないということは、このクラスでは荷が重いということでしょう。体調自体は悪くありませんが、強気なことは言えません。

  2.キンシャサノボス もう少し行きっぷりが良くなってこないとねえ。まだ本調子ではないのでしょう。ここもアテにできません。

  3.ホッコースイセイ 前走は体が重いということもなく、レース間があったせいでしょう。今度は息が保つと思うし、行きっぷりも違うはず。変わり身に期待。

  4.オリヒメ 1700mだと、これまで以上に気を抜いてしまうので、1200mに戻します。力を出し切れば、このクラスならクリアできるはずなんです。

  5.シゲルシーラカンス 見せ場のなかった前走を見るに、やはりタフな馬場は向かない。軽い馬場ならもう少しやれるとは思うが、アテにはできない感じです。

  6.ブレーヴチェイサー ひと開催休ませましたが、動きもいいですし、変わらずきています。展開さえ向いてくれるようなら、巻き返してもいいでしょう。

  7.ブラックチョコ 使い込むとピリッとしませんからね。前走も揉まれ弱さを見せていたように、脚が続かないようでは・・・。ここも強気なことは言えません。

  8.カグラハヤテ タメるレースにも慣れてきていますし、あとは嵌まるかどうか。ここも自分のレースに徹するだけ。チャンスがあってもいいんじゃないかな。

  9.マッテンタルト 条件は上がりましたが、そこはデキの良さでカバーしてくれれば。近走、真面目に走ってくれているように、崩れることはないと思います。

 10.メイプルレジェンド この2戦ともに気ムラなところを出しています。忙しい流れで却って集中力が増すようなら、変わり身が見込めると思うのですが。

 

(競馬ブック・松本英博)

 

 

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