【開催見解】第10回園田競馬後半（8/16～18 重賞：摂津盃）
今年のお盆シリーズ、園田競馬にとりカレンダー的には今イチ？そんな感じがしないでもないが、16日からはシリーズ後半戦が始まる。注目は18日に行われる真夏のハンデ重賞摂津盃、どうやらフルゲート、熱い戦いが繰り広げられそうだ。ハンデ頭はエーシンニシパの57kg。涙なしでは見れなかった正月の新春賞優勝、その後、厩舎解散があって自身も西脇へ移動、当初は何かと戸惑いが生じたが、ここに来て2連勝だからようやく本来のリズムを取り戻した感じ。前走、名古屋名港盃に続き重賞連覇か。その名港盃でニシパにクビ差まで迫ったのがウインオベロン、あと一歩のところまで来ているだけに今回の3kg差（前走同斤）を生かせば十分逆転もありそう。ミッレミリア、エイシン ホクトセイ、マイタイザンは前走の1.2.4着からの再戦。完璧な勝ち振りだったミリアは引き続き好調、ホクトセイは夏場得意、タイザンは追い切りの動きが一変といずれもまだまだ上積み材料多大だ。木村Ｊが欠場中ということでバズーカには重賞請負人、高知赤岡Ｊが騎乗する。前走が思った以上に強かったし、要は折り合いだけか。そのときの2着馬はベルサリエーレ。向正面で一旦下がりかけながらも直線鬼脚を使っての2着、負けたがあの内容は評価できた。ハンデ53kgにも魅力はある。トランヴェールは目下4連勝中、前走時計も速かったし、完全に重賞を狙える力が付いてきた。印が幾らあっても足りないぐらいの大混戦ですのでどうぞお楽しみに。
17日のA2級1400m戦もこれまた大混戦。勢いな ら3連勝中エイシンファイヤーだが、前走は多少恵まれた感もしないではない。そこで初陣エビスグレイトを大きく狙ってみても面白いかも。JRAでも二桁負けはたったの3度、近走成績もいいし、追い切りもそれなりに動いた。これなもう初戦買いかもしれない。ノブタイザンは主戦の杉浦Ｊが騎乗停止中のため渡瀬Ｊに乗り替わるが、追い切りに跨ったのも彼、さほど影響はないか。今回の仕上げなら局面は変わるに違いない。チーフアセスメントは距離延長がどうかだが、前走内容なら勝利は近そう。
16日はB1級の1400m戦がメイン。注目は前走余力を残した勝利タガノフォルトゥナ。またも楽逃げ展開利が見込めそうなだけに連勝へ絶好のチャンス。ファイアクリスタルは転入初戦、JRAでは芝ばか りだったものの前走の初ダートが見どころ十分。条件的にも結構やれそうな感じだ。セカンドインパクトはいまだ未勝利も渋とい寄せが武器。うまく立ち回れば･･･。ケイアイホクトセイの前走は勝負どころで窮屈になり脚を余した感じ、今一度見直したい。
（文：競馬キンキ 北防 敦）
