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【開催見解】第18回大井競馬(2/20~24 重賞:金盃)

2018年2月19日

大井競馬は2月20日(火)から24日(土)までの変則5日間の昼間開催。

 

 前開催後に大掛かりな馬場改修工事が行われ、水はけを良化や馬の脚元への衝撃を緩和するためなどの路面調整をされた。砂も入れ替えられたことから改修前より時計の掛かる馬場になっている。工事期間の調教では外コースが使用できなかったこともあり、馬体調整への影響がないか馬体重チェックはしておきたい。

 

 2月21日には第62回金盃が行われる。

 古馬一線級が揃う歴史あるレースだが、2015年にはそれまでの距離2000mから2600mへと変更。日本で一番長い距離で実施されるダートの重賞となった。道中お互いに牽制しあっているうちに逃げ馬が振りきってしまったという例が多々あるように、長丁場はペース配分が鍵。2600mで繰り広げられるジョッキーたちの頭脳戦が見モノである。上位2頭にはダイオライト記念(3月14日船橋)の優先出走権が与えられる。

 

また、24日には昨年のJBCレディスクラシックを優勝するなど南関東の牝馬戦線を牽引してきたララベルの引退式が最終レース終了後に実施される。

 

 さて、初日はA2下のマイル戦「バレンタイン賞」がメイン。

 雪に翻弄され続けた前回の大井開催だが、金盃トライアルも取りやめになったレースの1つ。ここで距離への対応力を見極めてから金盃へというプランだったスーパーステションが自己条件での巻き返しを図る。。5連勝でダービーグランプリ制覇した後に川崎移籍。緒戦の報知オールスターCでは初めての左回れに戸惑って土取って大敗を喫したが、右回りに変わって本領発揮する。

 レースの難しい面があるソッサスブレイだが右回りでは多少スムーズ。ベストのマイルで好走必至。

 ダービーグランプリ遠征以来の実戦も仕上がり上々クラキングス。

 

 2日目は「第62回金盃」。半世紀以上歴史を刻んできたレース条件が、2600mのマラソンレースへと一昨年から変更。冒頭でもふれたように、長丁場のレースでは道中お互いに牽制しあっているうちに逃げ馬が振りきってしまったという例が案外多い。いかにペース配分をするか、2600mで繰り広げられるジョッキーたちの頭脳戦という面白さはあるが、距離未知数とあって難解なレースでもある。

 金盃と並んで数少ない長距離戦のひとつとなった東京記念で逃げ馬をキッチリ捕らえて初戴冠したサブノクロヒョウが本格化。重賞勝ち後は交流重賞の強い相手にぶつけたこともあり体質が強化。得意の舞台となれば好走必至で、トップハンデを克服する。

中央からの移籍以来、重賞戦線で善戦を続けるクラージュドールは抜群の切れ脚を武器に。昨年の覇者ユーロビートは実績上位だが、ひと息入ってゲートの課題をクリアできれば。ウマノジョーは大井記念で見せた豪快な脚が生きるか展開次第。長距離で安定した脚使うキングニミッツ。

  

 3日目には準重賞「雲取賞」が組まれている。

 京浜盃の前哨戦としてクラシックへのステップレースとなる重要なマイル戦。上位3頭には京浜盃(3月28日)への優先出走権が与えられる。

クラシックの有力候補が集まって、春の足音が近づいてるのを感じさせるが、本命視するのはサザンヴィグラス。道営時代は栄冠賞、ブリーダーズゴールドジュニアCを勝ち、北海道2歳優駿では3着の実績馬。転入戦を予定していた船橋戦では挫石で出走取消したが程度は軽く、その後も乗り込み十分。逃げ差し自在に立て回って地力を見せる。

 スプリングマンは中央デビューから未勝利戦を制し、ダリア賞にも出走5着。浦和に移籍2戦目の前走が鮮やかで、まだ奥がありそうな実力馬。

 キタノシャガールは道営の新馬戦一番乗りでこの世代最初の勝ち馬。船橋移籍後は1200m戦を2連勝しておりマイルで粘り切れれば。

 ニューイヤーCでもまれても怯むことなく4着に伸びたレベルスリー。

 

 4日目メインの「梅見月賞」はB2二組の1600m戦。

 休み明けになるブラックビアドは昨年マイル8戦して6勝と安定感抜群。直線確実に伸びてくるが、先行策にも対応できるタイプ。緒戦から狙いたい。

 ひと叩きされたマホウジン切れ脚が魅力。金沢からの転入戦となるビタミンエース。逃げ馬不在となればテラザフィーリアが久々に主導権を取って粘り込みも。スタート五分ならオーダシティー。

 

 5日目メインは「アメジスト賞」。

 B3一組による1800m戦では、中央からの転入以来5連勝中のローレルモナルカを中心視したい。ゴール前ではハナ差、クビ差、アタマ差とコンマ1秒以内のきわどい勝負で決着しているが最後は馬体を併せるかたちで封じる強い勝ち方。大井1800mで二連勝中だ。

550キロを超す巨漢馬キャプテンオリオンは距離や展開を幅広くこなし、デビュー以来一度も掲示板を外すことなく迫力満点に伸びてくる。

 門別デビューから大井、佐賀そして大井と移籍を繰り返してきた4歳馬ビーザライトは1800m戦は佐賀皐月賞2着以来も脚の使いどころ次第では。

 

競馬ブック 中川明美

 

 

 

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