【開催見解】第26回ばんえい十勝(3/17~25 重賞:ばんえい記念)

第26回ばんえい十勝

 

第50回ばんえい記念(BG1) 4歳以上オープン定量 3月25日 9R

出走予定馬

 ○オレノココロ        (1000キロ)

 ○コウシュハウンカイ    (1000キロ)

 ○サクラリュウ        (1000キロ)

 ○ソウクンボーイ      (1000キロ)

 ○トレジャーハンター    (1000キロ)

 ○ニュータカラコマ     (1000キロ)

 ○フジダイビクトリー    (1000キロ)

 ○ホクショウユウキ     (1000キロ)

 

【解説】ばんえい競馬の最高峰。今年で50回目のメモリアルレースとなった。希望出走で8頭とフルゲートにはならなかったが、最強馬を決めるにふさわしい顔ぶれ。今年の砂は例年にないくらいの重さで1トンの荷物を背負うとなるとかなりの時計を要するだろう。昨年は0.6%の水分表示で勝ち時計が4分7秒6。当日の天気と水分表示によって馬場は変わるが、このまま乾くようなら昨年以上にスタミナを要する。最有力候補と考えているのは昨年度の勝ち馬オレノココロ。昨年は初挑戦ながら道中の力強さ、障害でも何発も腰が入ったし、最後は他馬に24秒差をつけての圧勝劇。高重量戦での適性と能力の高さを見せつけるもの。今シーズンは膝の甘さが目立っていたが、重賞は3勝をマーク。この荷物なら流れも落ち着くし、慌てることなく、障害も一歩ずつ確実に攻めることが可能なだけに膝の甘さも心配ない。重くなればなるほど歓迎であり、連覇への期待が高まる。対抗には一昨年の勝ち馬であるフジダイビクトリー。今シーズンはここまで重賞未勝利ではあるが、軽い馬場の重賞が多く、切れ味で分が悪いこの馬にとっては不運であった。過去3度の挑戦で敗れた2回は端コース。中枠なら得意の力勝負で真の力を発揮できる。単穴にはニュータカラコマ。今シーズンは北斗賞、グランプリと重賞2勝。早くからハンデを背負わされていたが、崩れなかった内容から力の衰えは感じられない。逆に年を重ねるごとに体調面でも安定しているし、充実そのもの。過去のこのレースでは4.2.2.3着と障害力をフルに生かしており、後続を離す展開に持ち込めれば5度目の挑戦で初勝利も。コウシュハウンカイが一週間前の段階で4番手評価になってしまったが、その理由としては重い馬場で高重量を背負った時の過去のレース内容である。どうしても重いと障害で苦労するケースが多かったため。しかし、今シーズンの活躍は誰もが知り得ることであり地力強化はハッキリ。その力を大一番で見せられるか。このレースは過去にも大波乱があるが先に挙げたBIG4に対抗できる存在は今シーズンで頭角を現したサクラリュウくらい。それだけ1トンという荷物は力がなくては勝ち負けまではできない重さであり、ばんえい競馬本来の力の勝負、一番強い馬が勝つ一戦ということである。

 

 

競馬ブック 定政 紀宏

 

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