【開催見解】第14回名古屋競馬(9/24・26~28 重賞:秋の鞍)

2018年9月23日

 今週の名古屋けいばは9月24日(月)・26(水)~28日(金)の日程で行われる「秋の鞍シリーズ」。ここでは各日のメインレースについて解説したい。

 

 24日(月)はB-1組の「こぎつね座特別」(1600m)。前走1着馬を集めた好調馬同士の激戦で、今回はいつも以上にどこからでも狙えそうな混戦模様だ。馬券の軸という観点からするとオールージュがふさわしいか。4回前の同鞍で2着した実績があるし、1回置きに大切に使われているローテにも好感がもてる。次位は番手からの競馬を習得したフラワーイレブン、好枠を得て思い切って飛ばすアナザが有望だが、角田厩舎が送り込むカレドヴルフとキャラバン、ブリンカー効果が顕著なミズデッポウ、昇級でも壁は感じないパイオニアワークまで差はわずか。

 

 26日(水)はシリーズメインでもある3歳重賞「第29回秋の鞍」(1800m)。全国地方交流として復活して4回目を迎え、昨年より賞金が100万円増えたこともあり、南関東4頭、金沢1頭が重賞獲りへ名乗り。ただ、地元の天才少女サムライドライブがこれらを迎撃する構えだ。3カ月半ぶりの実戦だが、1週前に7ハロン、最終追い切りでは5ハロンから熱のこもった調教を消化。初戦からエンジン全開とみていい。ひと夏越しての成熟度に注目だが、無事に使っていた馬と差が広がるのか、詰まるのか、あるいは逆転があるのか、今後を占う意味でも重要な一戦だ。

 

 27日(木)はA-2組の「はなの木特別」(1400m)。前回のA-4組では前後半が54秒4-52秒1の不向きな流れを直線一気で決めたハナノバンジョウの決め手を一応信頼するが、やはり距離不足の1400mでは差し遅れの不安がつきまとう。中央1000万から再び名古屋へ戻ってきたキングジュエリー、秋桜賞では差す競馬であわやの場面を作ったホウライマリーンの粘り込みも想定すべきか。他ではA-2組に降りれば決め手上位オンワードハドソン、東川騎手ではひと味違う走りのフェザースピリットに注意したい。

 

 28日(金)はA-1組の「トルマリンオープン」(1800m)。12頭の登録馬のうち6頭を擁する塚田厩舎の動向に注目が集まるが、賞金順に上からサンデンバロン、ウォーターディル、メモリートニック、リョーシンヒナタあたりが使ってきそう。実績最右翼のサンデンバロンが4カ月ぶりの実戦だけに、オープン連勝の勢いを買ってウォーターディル、距離経験で一日の長を認めるリョーシンヒナタを上位に取りたい。ただ、前開催の秋桜賞でホスト役を果たしたポルタディソーニがこの日程で使ってくればまとめて面倒をみていい。距離延長に望みを託すブランニューの大駆けにも淡い期待。

 

 

(文:競馬東海 寺澤 正勝)

 

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