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【開催見解】高知競馬(2020/1/19~29)

高知

2020年01月18日競馬情報

 高知競馬は第14回開催がスタートする。今開催は19日(日)、21日(火)、22日(水)、26日(日)、28日(火)、29日(水)の6日間開催。19日(日)は黒船賞選考競走「第9回大高坂賞」、21日(火)には「第34回全日本新人王争覇戦競走」が行われる。今年も黒船賞シーズンの開幕。どう推移していくのか注目したい。

 

 前開催は初夢特別、ベラトリックス特別と二つの準重賞が行われた。初夢特別を勝ったのはサクラシャイニー。見事な逃げ切りを完遂し、自らの引退に花を添えた。引退式は3連覇を達成した大高坂賞当日の19日。長きに渡り、本当にお疲れさま!の思いだ。ベラトリックス特別は牝馬限定戦。アースグロウが6馬身差の圧勝でタイトルを手にした。同馬は当レースで13戦連続での連対を達成。19日に連闘で出走するが、どこまでこの快進撃が続くだろうか。

 

 19日の大高坂賞が終わると、次の選考競走は2月2日の「第17回黒潮スプリンターズカップ」、16日の「第7回だるま夕日賞」。昨年はサクラレグナムが大高坂賞、黒潮スプリンターズカップを連勝し、だるま夕日賞はミサイルマンが勝利。ともに黒船賞にも出走した。ケイマの黒船賞へのチャレンジも見てみたかったが、同馬は大井競馬に移籍。今年もサクラレグナムを中心とした争いになりそうだが、まずは19日の大高坂賞、スペルマロン、ウォーターマーズ、ツクバクロオー、モルトベーネといった高知県知事賞上位組との対戦で貫禄を見せてくれるか楽しみだ。

 

 さて、それでは注目のレースを紹介していこうと思う。今回の注目レースは少し趣向を変えて、新人王争覇戦を占ってみたい。

 


 今年も計2戦のポイント制で優勝が決まる新人王争覇戦。まず第1戦は第3レースの「C3-9選定」(1400m戦)から。

・ラストシーン…2着が続いていたが、前走で初勝利。勝負どころからの動きは際立っていた。鞍上はJRAの岩田望来騎手。ポイントを確保する上でも最も計算できる一頭だろう。

・プリマコロン…前走は出遅れたが2着は確保。差す競馬ができた点は収穫と言えた。鞍上は園田の木本直騎手。補欠からの繰り上がりであり、最終レースへの騎乗も実現した。

・その他ではジョーミラー、ラヴィソント、メイショウジガネあたりが人気になるか。第2戦へ向け、どのような結果となるか。

第2戦は第5レースの「C3-2選定」(1400m)。

・ワイルドジーク…折り合いが課題だが、スムーズな競馬ができれば大崩れは少ないタイプ。鞍上はJRAの岩田望来騎手。どう導くが注目だ。

・マーガレットリバー…やや詰めの甘さはあるが、メンバー構成を考えるとハナは奪えそう。うまく運べれば押し切りのチャンスはあろう。鞍上は大井の吉井章騎手。



ということで…。第34代目の新人王、優勝は岩田望来騎手と予想しておく!

中島競馬號