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【開催見解】船橋競馬(2020/3/30~31)

船橋

2020年03月29日競馬情報

令和元年度組合営第13回の船橋競馬は3月30・31日の2日間開催(4月1日より令和2年度組合営第1回開催が始まる)。なお、浦和開催に引き続き、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から無観客競馬による開催となっており、電話・インターネットでの発売となっている。

 

初日のメインは「誰がなんといおうと特別編なんだイエース!」 B3三組 1600メートル

 

シントーゴールドはデビュー2連勝を含む通算〔3112〕の好素質馬。B3に昇格後ここが3戦目でそろそろクラス慣れも見込めるだろうし、血統面や馬格からもこのクラスが天井とも思えない。ここはきっちり勝ってさらに上を目指したい。

 

キングオブライフの前走は雨馬場とはいえ1分40秒6の好タイム。連対6回すべて逃げた際ながらスタート面でやや不安定な面があるだけに過信はできないが、逆にいえば迷いのない強みもある。B3格上げもスピード面では問題ないはず。
スズノチェルシー、ハクユウフライヤーも今後の成長が見込める4歳馬。前者は前走勝ちの内容がよく、後者は前走がB3昇格戦で0秒8差3着なら合格点。全弟が京浜盃を勝ったレーヴもリフレッシュが奏功すれば。
 
2日目のメインは「柏の葉オープン」 4歳以上オープン 1600メートル

 

この競走の1着馬にはかしわ記念(5月5日)への優先出走権が与えられる。
ベンテンコゾウの前走の報知グランプリC6着は1800メートルという距離が響いたと割り切りたい。ダート1600メートル通算〔9302〕、うち船橋1600メートル〔4100〕のまさに条件ベストの舞台でオープン特別ならば、即巻き返し可能なはず。

 

ベンテンコゾウと同じ川島正一厩舎に所属するラブミークンも前走は重賞フジノウェーブ記念で大敗したが、オープン特別に戻れば13川崎多摩川オープンだけ走れば勝ち負けの算段。この馬も船橋1600メートルでは〔2210〕と好成績を収めている。


変わり身注目はグレンツェントか。JRA時東海ステークス勝ちはいささか遠い話になってきたが、転入初戦の12大井マイルグランプリ2着、前走フジノウェーブ記念6着もコンマ差なら、南関東馬同士なら上位争いの力は健在。左回りにも良績十分で初コースも問題ないだろう。
他では長期休養明けをひと叩きしたキングガンズラング、1600メートルがどうかも4歳精鋭グリードパルフェ、今年初戦も地力は高いワンパーセントに注目したい。

 


※出走予定馬は3月26日現在

 


(文 日刊競馬 鎌田智也)

日刊競馬