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【開催見解】笠松競馬(2020/4/1~6)

笠松

2020年03月31日競馬情報

 第1回笠松競馬は4月1日(水)~3日(金)、6日(月)の4日間、「新緑賞シリーズ」が行われる。では順に各日のメインを紹介していきたい。

 

4月1日(1日目)はB-1組の「淡墨桜特別」(1400m)。勝ち残りになるオクラが人気を集めそうだ。無理使いのないローテが好印象だし、これまで当地は4戦4勝と底を見せていない。ここも期待は当然だろう。焦点は相手探しとみるが、連勝と勢いに乗るジュンケンジーが最右翼。前走でこの鞍にもメドがついたし、自在脚で上位に食い込む構え。これに続くのが、潜在能力はA級と目されるグレイトデピュティ。攻め馬の馬力もいいし、チャンスは十分にあるはず。他では堅実差しオルオル、タイガーアイなど。

 

 4月2日(2日目)は3歳重賞「新緑賞」(1600m)。順調なローテを組めているダルマワンサが馬券の中心には最もふさわしいか。当地は(2300)と抜群の安定感を誇っているし、その中には重賞も含まれているので信頼性も高い。逆転があるなら名古屋のエイシンハルニレが筆頭。均整の取れた好馬体の持ち主で、今回のメンバーならハナへ行き切れる可能性も高い。それなら(4000)とパーフェクトだけに重賞でも期待は大だ。単穴はライデンリーダー記念で2着に健闘したビックバレリーナ、将来性を感じる素質がありそうなオーシャンスカイ。タッチウェーブとドリームレイも3着の押さえに。

 

 4月3日(3日目)は古馬A-1組、B級以上の「マグノリアオープン」(1600m)。上位どころの力量が接近してなかなかの混戦模様。どの馬からでも入れそうだが、一番馬券に絡んできそうなのはキタノナシラだろう。確かに前走は勝ちパターンで伸び切れなかったが、大きく崩れたわけではない。距離の長短も問わぬし、出来もハイレベルで推移しているとなれば馬券には欠かせない存在だ。逆転候補は潜在能力が高そうなマコトネネキリマル、スピード上位のアセイラント。マーチカップで3着に好走したアリオンダンスや、2組とはいえ前走が強かったドリームアローも連なら可能性あり。

 

 4月6日(4日目)はC-1組の「笠松商工会特別」(1600m)。勝ち馬がそろって見応え十分の一戦になったが、中でも前走の勝ちっぷりが良かったのはピースラヴィング。断然の1番人気を集めていたヴィヴィアナガールを子供扱いするほどの余裕勝ちで、あの走りができれば特別でも互角以上だろう。相手は実に難解だが、6走連続連対中のヤマニングレナデン、スピード上位のニューヨークキャプ、叩いた上積みが大きそうなマルカノーベルあたりが有力。ヒルノアルゲーロやシェアザプレジャーも好調だが、特別に上がって正念場か。

 

(競馬東海 郷 秀文)

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