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【開催見解】名古屋競馬(2020/5/26~29)

名古屋

2020年05月25日競馬情報

第5回名古屋競馬は5月26日(火)~29日(金)の4日間、「アマゾナイトシリーズ」が行われる。では順に各日のメインレースを紹介していきたい。

5月26日(火)1日目のメインは、A-5組の「卯波特別」(1600m)。
 注目は4連勝でC級からA級まで駆け上がってきたユウチャージ。さすがにここまで来ると時計面でのアドバンテージはないが、幸いなことに強力な同型が不在の構成となっている。すんなり先手の形に持ち込むことができれば連勝を伸ばす公算が大。これを阻むとすれば、切れ味勝負で挑むリリーマイスター、ビービーバーレスク、ニシノライリーあたり。怖いのは中央3勝クラスから来たディープミタカ。年齢的な問題はありそうだが、実績からあっさりがあっても。以下、フォーアネームも差はなさそうだが、前述馬たちより距離適性で若干見劣るか。
 
5月27日(水)2日目のメインは、A-3組の「ウツギ特別」(1400m)。
 気温上昇で攻めに活気が出てきたメモリーパール。距離短縮は決して歓迎材料ではないが、今回は前走を糧に何が何でもハナの気概で臨んでくるはず。巻き返しに期待してみよう。これを押さえ込みたいのはシンティエンディーで、サザンオールスターのスタート次第では先手を主張してくるはず。速くなればギガドルマ、シンゼンムサシの出番がありそう。トーセンシルバーは攻めの動きがイマイチで、判断は当日の気配次第としたい。
 
5月28日(木)3日目のメインは、A-2組の「合歓の木特別」(1800m)。
 ひと息後を叩いた上積みがあるし、距離延長は好材料のアスタークライ。復帰初戦だった前走内容を加味すれば勝利に一番近い馬とみた。相手は使いつつ良くなってきたトーホウリーガルとオールージュ、再び単騎がかなえばウエスタンラムールあたり。ケアしたいのは笠松からの転厩馬ドリームスイーブル。年齢は重ねたが、名古屋で重賞2着が多数ある実績馬。オープン下なら通用してもおかしくないし、倉地厩舎なら楽しみが増すというもの。これまでまとめていたエバーゴールドが前走で崩れてしまった。やや下降線なのは否めないところ。
 
5月29日(金)4日目のメインは、A-1組の「アマゾナイトオープン」(1400m)。
 昨年の東海ダービー馬エムエスクイーンが復帰。乗り込みも順調でしっかり追い切り本数も重ねてきた。バリバリのオープンが不在の構成ならいきなりに期待しよう。ただ、同型メモリートニックの存在は気になるし、モニュメントキングとモンファロンも先を急げば先行争いに巻き込まれる不安も。少し距離不足の印象があるミラクルシップとトリマゴラッキだが、そんな展開なら出番がありそうだ。道中のラップ次第では一気の差し切りまであって驚けない。一方、休み明けビターレはなかなか調教のピッチが上がってこない。今回は様子見が妥当かも。

(競馬東海 鬼頭信正)
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