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【開催見解】金沢競馬(2020/7/12~14)

金沢

2020年07月11日競馬情報

 2020年度第8回の金沢競馬は7月12日(日)、14日(火)、20日(月)、21日(火)の4日間。後半週が「月・火」と、やや変則的な日程になっていますので、ご注意下さい。ここでは前半週2日間の展望を。

 

 12日(日)のメイン11Rは「楽天競馬でスマホでラクラク投票特別」(A2-2・1700m)

 1番 マイネルリボーン 畑中信司

 2番 デルマアブサン 柴田勇真

 3番 シップーコウライ △木本直

 4番 ロックスピリット 藤田弘治

 5番 グランジャー 平瀬城久

 6番 バリオラージュ ▲魚住謙心

 7番 コチョウジュニア 堀場裕充

 8番 イマジンピース 鈴木太一

 9番 マイネルオニキス 米倉知

 10番 マルカンベルガー 中島龍也

 このメンバーであればマルカンベルガーは勝機。今春はA1-2を勝って、4月のスプリングCでは4着(今回と同じ中島騎手)と善戦。ここ2走は距離不足や強敵。一線級相手でなければ常に勝ち負けの力を備えたこの馬にとって今回は距離も含め絶好の条件。取消明けの前走と違ってしっかり追い切れたし、揉まれずスムーズに運べる点では大外枠も悪くない。崩れる要素は見当たらない。

 力量的に逆転があるなら、前回の転入初戦が逃げて見せ場十分の4着だったグランジャー。JRA1勝・大井B2好走の実力や馬っぷりからも、このクラスの1700m前後なら力上位と言えるし、順調に当地2走目を迎えられるのもいい。先行争いや後続の出方一つ。

 1700mを克服した素質馬ロックスピリットにも注目。叩き2走目で外から先行できて快勝の前走より相手は強化するが、あの勝ちっぷりや気性の成長を思えば、ここも好勝負に。

 終いの伸びは確実なバリオラージュ、前走でようやく実力に見合った走りができたシップーコウライも差し届く展開にさえなれば連対圏内。その他にも、デルマアブサン、イマジンピース、マイネルオニキスと、馬券圏内候補がズラリと揃っている一戦だ。

 

 14日(火)のメイン(11R予定)は「準重賞 金沢クイーン賞」(A2以下B1以上・3歳以上牝馬・読売レディス杯トライアル・1500m)

 ハナイロコマチ、メイショウカラタチ、アンジュリアン、ハルヲヨブオンナ、ハクサングロウ、メイデンボヤージュ、カトリーヌスリジエ、ロンプフェイス、プレシャスグリーン、レッドオリアナ、が出走予定。(登録のあったノーブルステップ、ハクサンアマゾネスは回避の予定)

 ハナイロコマチに期待したい。前々走、同距離の牝馬重賞・ことじ賞は最下位に沈んだのは逃げたところを競られて厳しすぎる展開。自己条件に戻った前走は出遅れてしまったものの、後方から鋭い脚で差してきた3着。結果的に新たな面を引き出せたのは収穫で、このメンバーであれば、好勝負必至。

 休養明けの転入初戦A2-2で逃げて3着と力は示したアンジュリアンも自分の競馬なら力上位。1500mまでなら距離も我慢できるはずで、他の出方一つ。

 春の好内容は目立ったプレシャスグリーンも実量のある牡馬と対戦だったここ3走より戦いやすいメンバーに思える。僚馬アンジュリアンとの兼ね合いがどうかだが、当地5連対の逃げなら変わっていいはずだ。

 再転入の前走で小差に詰めたハクサングロウも展開一つで上位可能。スンナリ先行できた時のレッドオリアナ辺りも圏内。ここまで挙げた馬は先行タイプが多く、穴を狙うなら差しタイプ。このレースの前身であるクイーン特別でここ2年3着カトリーヌスリジエ、メイデンボヤージュ、ハルヲヨブオンナなどがその候補。

 

(文:競馬カナザワ 大井 明洋)

カナザワ