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【開催見解】高知競馬(2020/8/8~8/23)

高知

2020年08月07日競馬情報

高知競馬は第6回開催がスタートする。今開催は8日(土)、9日(日)、15日(土) 、16日(日) 、22日(土)、23日(日)の6日間開催。8日(土)、15日(土)、22日(土)には準重賞「ミッキーロケット賞」(3歳以上 1400m)、「栴檀特別」(3歳 1400m)、「仁淀川特別」(3歳以上B級以下 1400m)が行われる。そして夏の伝統重賞「第43回建依別賞」(3歳以上 1400m)は23日(日)。実に豪華なラインナップとなっている。

 

 3歳限定戦である栴檀特別は、出走してくればやはりレインズパワーが中心になる。高知優駿では2着に敗れたが、次走の準重賞「魚梁瀬杉特別」(1300m)を難なく快勝。優駿で先着を許したリワードアヴァロン(5着)を寄せ付けず、余裕十分の取り口で貫禄勝ちを飾った。リワードアヴァロンは依然、単騎先行が叶わなかった時の脆さが解消できていない現状。今後に不安を残すが、逆に言えば優駿の時のような一発は秘めているという見方ができる。栴檀特別を含めた今後の争いに注目だ。新興勢力では、魚梁瀬杉特別の2、3着馬であるペイシャワイルド、ガンバルンは覚えておいて損はない面々。また現在、3歳条件で活躍している馬たちにも素質馬が多く、是非、参戦を願いたい。

 

 建依別賞に関しては、やはりダノングッド中心に異論はあるまい。園田FCスプリントの2着は強烈なインパクトを残したが、前走の重賞「第17回トレノ賞」(1300m)でも好時計で圧勝。完全に夏の主役へと躍り出ている。陣営はこの後、昨年のケイマ同様のローテーションを予定している模様。まずは建依別賞で再び強い競馬を見せ、全国の重賞で大暴れするシーンを見せて欲しいと思う。

 

そのダノングッドは登録のみにとどめたが、8日(土)には「ミッキーロケット賞」が行われる。9頭と少頭数だが、なかなかの好メンバーが揃っている。

 

・スペルマロン…前走のトレノ賞ではダノングッドに完敗を喫したが、連対は確保。一時スランプに陥ったが、完全に持ち直している。現在、準重賞は連勝中。今回は圧倒的な人気になりそうだが、十分に応えてくれるのではないか。

・スリラーインマニラ…4月にC1級まで降格したが、あっという間に元のクラスに復帰。自慢の先行力に磨きがかかっている。過去には同着ながら準重賞を勝った経験もある実力馬。スペルマロンは強いが、今の走りなら簡単には止まらないだろう。

その他ではキャプテンオリオン、ファドーグ、パルクリール、アルジあたり。特にファドーグは昨年の勝ち馬であり、近走は復調を示す内容を残している。また今回、リガスには兵庫所属の松木大地騎手が騎乗。怪我により今週は永森騎手が休みな為だが、同馬以外にも雑賀正光厩舎の有力馬を任されている。永森騎手の早期復帰を願いつつ、久々の高知競馬参戦となる松木騎手のハッスルプレーにも期待したい。

 

中島競馬號