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【開催見解】名古屋競馬(2020/10/27~30)

名古屋

2020年10月26日競馬情報

第16回名古屋競馬は10月27日(火)~30日(金)の4日間、「ゴールドシリーズ」が行われる。では順に各日のメインレースを紹介していきたい。

27日(火)1日目は2歳重賞「ゴールドウィング賞」(1600m)
 今年最初の新馬戦を勝ち上がり、その後の認定競走を2、1着と勢いが加速しているダイセンハッピー。ここも武器であるスピードを前面に出して一気に押し切る構えだ。ここにきて急浮上してきたのがブンブンマルで、久々や初距離を考えると時計、内容は優秀。上積みが大きそう。新馬、認定と連勝した笠松のアリスパレスも素質は確か。前走は流れがきつくて失速したが、ペース次第で一変がある。道営認定勝ちのミッドナイトクロスも仕上がり次第で。


28日(水)2日目はA-5組の「色鳥特別」(1600m)
 この時期は勢い、若さに勝る3歳馬が幅を利かせるシーンをよく目にする。このレースのタイニーパワーもそんな一頭。前開催初日で逃げ切りを決めたのはこの馬だけ。馬場状態を考えると中身は濃く、勢いづいてきたのは間違いない。同様に同期のマイネルドゥマン、ニシノステラも楽しみな存在だが、古馬で注目はディープオーパス。大井からの転入だが、その前に在籍していた中央では4勝2着7回の実績。当地のこのあたりなら再生の可能性は十分ありそう。

 

29日(木)3日目は古馬の重賞「ゴールド争覇」(1400m)
 秋が深まる中での全国地方交流。7月まで中央のオープンで駆けていたダノンフェイス(大井)に、直近で重賞2勝などいい波に乗っているナリタミニスター(兵庫)、くろゆり賞を逃げ切った強さが記憶に新しいクインズプルート(道営)らが参戦と遠征勢は強力な布陣であるが、今のウラガーノなら太刀打ちできそうな予感。バランスの取れた好馬体といい、素軽い身のこなしといい上昇度は本物だ。地元期待は引き続き得意距離のアドマイヤムテキになるだろう。

 

30日(金)4日目はA-2組の「ギンネム特別」(1600m)
 A級の2組ともなると3歳馬の勢い重視で…とは簡単に言えないが、楽しみな存在ではある。ナムラマホーホは秋の鞍でも見せ場。さらなるパワーアップを印象付けた。脚質に幅が出て、競馬がうまいのも長所。コパノライダーは2走前に4組を楽々と逃げ切り。あの勝ちっぷりなら壁はなさそう。エムエスオープンとてこの世代を牽引してきた自負がある。巻き返しに躍起だろう。古馬勢では涼しくなって上向きのオンワードマリー、好調で力もつけているエールドールを。

 

(文:競馬東海 大台和也)

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