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【開催見解】浦和競馬(2020/10/19~23)

浦和

2020年10月18日競馬情報

 今回の浦和競馬は10月19日(月)から10月23日(金)まで5日間。3日目の21日(水)に第30回埼玉新聞栄冠賞が行われます。

 

 初日のメインレースは、B2二組、B3一組による錦秋特別が、距離1500メートルで行われます。地元からは休み明けのインスタイル、ウッドランズ。前回ひと叩きしたキャプチュードに前回この条件2着のゴールドアポロン、スピードのあるミッキーバラードが主な有力候補です。遠征馬は毎回逃げて見せ場を作る船橋のネコマレー、小回りの追い込み馬レオチェックメイトに小林から初の参戦でメダーリアフレイム。力の拮抗した組み合わせになりました。

 

 2日目のメインレースは、A2下選抜によるしらこばと賞が、距離2000メートルで行われます。この舞台を狙ってきた馬が揃いましたが、地元からは夏の川崎オープンで長距離戦を制しているジョースターライト、同じくこの距離に実績のあるランニングウインドがエントリー。遠征馬で注目は春のこの条件を勝っている船橋のワグナーコーヴが自慢の先行力を生かして上位を狙います。大井のワンフォーオールは追い込み一手で小回りがカギですが、混戦になれば渋太い末脚が期待できるでしょう。小林のスギノグローアップも実績面で大きな開きはないので目が離せない1頭でしょう。

 

 3日目のメインレースは、伝統の一戦、第30回埼玉新聞栄冠賞が、3歳以上のオープン、距離1900メートルで行われます。優先権を持っているのは船橋のリンゾウチャネルで前走は東京記念3着。実績馬に離されはしましたが、舞台が小回りの浦和になって見逃せない1頭です。地元の注目馬はやはりタービランスになるでしょう。今回は休み明けになりますが、上半期は重賞、オープン特別でハイレベルの争いを展開。7歳馬でも馬はまだまだ若く、タイトルが狙えます。3歳馬のファルコンウィングは逃げて完全燃焼のタイプ。小細工なしにここもスピードフル回転でしょう。ベテランと言えば船橋のリッカルドも健在。最近は惜しい星を落としていますが、条件を問わず安定した走りは評価していいでしょう。この他では実績馬の大井オールブラッシュ、地元のセンチュリオンも川崎で2着に食い込んでおり好勝負が期待できます。

 

 4日目のメインレースは、けやき賞が、A2下、距離1400メートルで行われます。2日目の準オープンは長距離戦でしたが、こちらは定番のスピード勝負。お馴染みのメンバーが揃いましたが、地元からは川崎からの連闘になるアギト、地方を渡り歩く4歳馬のアルネゴー、既にこの条件を勝ってオープンでも好走歴のあるブラックジョーに岩手オープンの実績を持つプレシャスエースがエントリー。ただし、遠征馬も黙ってはおらず、浦和に良績集中の川崎アルファベット、前回休み明けで2着に好走した船橋のウインドブロウン。決め手強烈なクラファルコンに小林のデンバーデソーロも注目の参戦。好カードが組まれて時計の勝負になりそうです。

 

 5日目のメインレースは、紅葉特別が、B2一組、距離1400メートルで行われます。迎え撃つ地元からは今回休み明けでもスピードに定評のあるヘルニーニョアキラ、今回が転入緒戦で浦和は一年前のB級交流の2000メートルで2着があるゴールドパッション。遠征馬では今年のクラシック路線に乗った船橋の3歳馬アマルインジャズ、近走は不振でも同じく3歳馬で川崎の素質馬ボンモマンの変わり身が期待できる一戦です。各馬一長一短なところもあり、波乱の目がありそうです。
(出走予定馬は10月16日現在)


(文:ケイシュウNEWS 田島 啓行)

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