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【開催見解】佐賀競馬(2020/11/21~29)

佐賀

2020年11月20日競馬情報

第15回佐賀競馬は11月21日(土)22日(日)23日(祝月)28日(土)29日(日)の5日間で行います。


注目レース【1日目】11月21日(土)
11月21日(土)のメインは錦秋賞。B-1組。1800m。10頭立て。
【ローリエテソーロ】初戦は勝馬との激しい鍔迫り合いの末に敗れたが、いきなり好内容で素質の高さ見せつけた。今回は勝ち馬不在となり番組的にもチャンス。
【リンノゲレイロ】再転入初戦は1ゲートで窮屈な展開になったが、直線脚伸ばして②着確保。これ位までの距離なら巧くこなせるし2戦目の上積みにも期待。
【シゲルヤングコーン】8勝目を決めてB特別まで上り詰めて来た。相手関係は骨っぽくなるものの、距離はこなせるし、展開さえ向けば勝ち負けの勝負できる。
【キーフォーサクセス】前走は向正面手前で被せられて勝負処で付いて行けなくなったが、最後盛り返して⑤着。特別でも通用する力見せたし巻き返し注意。
【サンライズタキオン】揉まれ弱いタイプだが、前走のようにスムーズに立ち回れると、最後は力強い。もう一歩の決め手に欠ける近況も、流れ向くと一発ある。
【ショーシンイ】近走は忙しい1400m戦で善戦していたが、元々はゆったり流れ易い、これ位の距離が合う。変わらず状態も良さそうだし、今回も好戦期待。
前走勝ち馬と小差したローリエテソーロが中心。重賞馬リンノゲレイロが相手。好調子シゲルヤングコーン。続く勢力はキーフォーサクセス、サンライズタキオン、ショーシンイ3頭激戦。

 

11月21日(土)の準メインは2歳-4組。1300m。10頭立て。
【キャヴァリエブラン】JRA3戦は全てダート戦で、500㎏前後のパワフルな好馬体。発走検査で好時計を記録しており、仕上がりは上々。初戦期待できる。
【チャート】発走検査では時計こそ出さなかったが、軽快なフットワークで動き良好。馬体も仕上がり良い。門別1000mで1分2秒台の速力がある。
【シゲルヒショ】佐賀コースは⑦④着と成績上昇中であり、持ち時計短縮にも成功していた。反応も良くなっている。前走3組戦で最先着。前進期待。
【シゲルアシスタント】JRA3戦は全て芝コースのみ。やや細身の造りなので、体重増加であれば期待できる。動きはスムーズ。力発揮できる仕上がり。
【パドマーワト】発走検査では反応良く動けていたので、体調は万全。しかし、門別1000m1分4秒台ではスピード不足。先行グループが苦戦なら出番。
【マブセイフリー】近7走を振り返ると、7月戦⑤着以来、掲示板からは遠ざかっている。速い上りを使えないので、スタミナを問われる展開がベスト。
新勢力の中でもキャヴァリエブランが好仕上がり。続いてチャートも動き軽快。上り調子シゲルヒショ。実力上位シゲルアシスタント。伏兵パドマーワト、マブセイフリー。

 

【2日目】11月22日(日)
長崎街道小田宿特選 サラ系3歳以上 C1-2組 1750m
サフラン特別 サラ系3歳以上 B-2組 900m

11月22日(日)のメインはサフラン特別。B-2組。900m。9頭立て。
【ラヴィソント】移籍後は3戦目で結果を出した。好位置追走からの抜け出しは見事だったし、基本的に距離は短い方が合うようだ。勢い支持したい。
【ワディアルヒタン】JRA2勝馬。門別では今ひとつ動けてないが、A2・B2特別は相手も強いのだろう。初戦から得意の距離でやれる。力見せつける。
【オデュッセウス】B特別へ入ると相手も強力で簡単には勝てないが、上位の走りが出来ているのは流石。最近は前で競馬出来ている。900m戦でも動ける。
【シゲルレンコン】前走は日程的なものもあったと思えるし、900m戦だと持ち味生かせる。ここでも前々でレースを運べるだろう。粘り込みは注意したい。
【ライオンクイーン】休養後は思った走りが出来てないが、900m戦だとスピード生かせる。速い馬は揃っているが、最も得意の距離。渋太い脚見せるだろう。
【レッツゴーゲレイロ】連勝後の3組では③着だったが、力の差もなかったし、引き続き順調に来ている。今度は特別で900m戦。条件的には厳しくなった。
前走快勝ラヴィソントが中心。相手は新勢力ワディアルヒタン。実力上位オデュッセウス圏内有力。速力魅力シゲルレンコン、ライオンクイーン。伏兵レッツゴーゲレイロ。


【3日目】11月23日(祝月)
エフエム福岡杯 JBC協会協賛
第8回JRA認定カペラ賞 サラ系2歳 2歳OP 1800m
ノベンバー特選 サラ系3歳以上 C1-1組 1400m

11月23日(祝月)のメインはカペラ賞。2歳OP。1800m。10頭立て。
【アルティマソウル】前走は2歳重賞九州ジュニアで②着好戦。久々の実戦で首位争いしたように、世代トップクラスを証明した。
【シュリーデービー】前走で3連勝を達成して、2歳世代最強の座に君臨した。素晴らしい速力の持ち主。中距離戦で4連勝を目指す。
【モーモーブラック】J認天山賞は④着に敗れてしまうが、厳しいレース展開で失速したもの。世代最上級のスピード。単騎逃走なら手強い。
【トラースキック】休み明け以降は⑥⑦着と結果を出せていないが、前走は厳しいレース展開で失速。新馬戦を圧勝した底力警戒。
【マウイバークマン】J認定③着に好戦している実力があり、牝馬らしからぬ素晴らしい馬体。前走後のリフレッシュ効果に期待する。
【プリマステラ】2歳2組戦を連勝しているように、地力強化して成長している。前走は特に強い競馬だった。勢いに注目したい。
舞台は中距離戦へ。アルティマソウルとシュリーデービーが再激突。上位争いに接近モーモーブラック、トラースキックの反撃。圏内注マウイバークマン。上昇プリマステラに警戒。


【4日目】11月28日(土)
筑後川特別 サラ系3歳以上 A1・A2 1750m
神楽坂特選 サラ系3歳以上 C2-1組 1400m

11月14日(土)のメインは筑後川特別。A1・A2。1750m。12頭立て。
【グレイトパール】前走九州大賞典をレコード勝ちして、完全復活を遂げた。中長距離戦における絶対王者。連勝を伸ばすだろう。
【アンバラージュ】九州大賞典を②着して、次走は圧勝して実力の高さを証明した。牝馬らしさがありながらも、牡馬に引けを取らぬ好馬体。
【マイネルジャスト】キングプライドと同世代でありながら、過去には栄城賞②着の実績。近走では大井A2B1を逃げ切り勝ち。最大の惑星。
【エルプシャフト】前走は連対こそ外したものの、距離延長で③着して、あらゆる距離条件にも対応。調子が上がってきた。前進期待できる。
【スウィフトハート】前走は激戦の③着争いに敗れてしまう。中距離適性が高いので、距離条件は絶好。調子の良さで反撃に転じる。
【スーパージンガ】前走は園田遠征で⑪着と精彩を欠いてしまう。再び地元戦へ戻る。昨年はクラシック3冠を成し遂げた底力。変わり身注意。
中心はグレイトパール。充実しているアンバラージュ。再転入マイネルジャスト重賞級。好調エルプシャフト、スウィフトハート圏内。伏兵スーパージンガ。


【5日目】11月29日(日)
KBCラジオ杯
第3回佐賀オータムスプリント サラ系3歳以上OP 1400m
うお座特選 サラ系3歳以上 C2-2組 1750m

11月29日(日)のメインは佐賀オータムスプリント。OP。1400m。12頭立て。
【ドラゴンゲート】前走は吉野ヶ里記念の鬱憤を晴らす快勝だった。短距離界における絶対王者が復権して、勢力図は変わらぬまま。
【カクリョウ】前走は強敵キャプテンハウテンを相手に小差③着であった。調子は上がってきている。重賞連対の実績あり。勢い注目。
【フォークローバー】休み明け以降は④④着と善戦止まりだが、前走は上位とは僅差する好内容だった。実力は有力カクリョウと互角。
【オイカケマショウ】成績に浮き沈みはあるものの、強敵相手に②着好戦した前走は素晴らしい脚力。調子が良いので、上位へマーク。
【コスモアモル】前走はラストが伸び切れず、⑥着に敗れてしまう。それでも、内容は僅差負け。展開一つでは巻き返せる着差。
【ハッピーハッピー】7月吉野ヶ里記念を連対しているように、重賞で勝ち負けする実力がある。前走は勝負処で後退。底力注意。
中心はドラゴンゲートだろう。調子を上げているカクリョウ、フォークローバー、オイカケマショウと次着は混戦。展開に泣いたコスモアモル、ハッピーハッピーの反撃注意。

 

(全国公営競馬専門紙協会 田中宏信)

 
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