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【開催見解】高知競馬(2021/1/17~1/27)

高知

2021年01月16日競馬情報

高知競馬は第14回開催がスタートする。今開催は1月17日(日)、19日(火)、20日(水)、24日(日)、26日(火)、27日(水)の6日間開催。17日(日)には黒船賞選考競走の第1弾「第10回大高坂賞」(4歳以上 1400m)、24日(日)には準重賞「土佐水木特別」(3歳 1600m)が行われる。土佐水木特別は今年で3回目だが、過去2回は金の鞍賞馬アルネゴー、レインズパワーが堂々の勝利。今年の勝ち馬ブラックマンバが続くが、それとも2着ハルノインパクトの巻き返しがあるのか、はたまた新星の誕生か。3歳重賞戦線を占う意味でも是非、注目していただきたい。

 

それでは「第10回大高坂賞」の出走メンバーをご紹介したい。

 

・アーチザスカイ…スピード面では魅力のあった馬だが、近走は嚙み合わない競馬が目立つ。現状の内容でこのメンバーに入るとさすがに見劣る印象。

・ヴェリテ…アッサリ負けることも多いが、勝つ時の鮮やかさからも能力自体は確かと言える。笠松、名古屋では重賞の常連だったが、高知では初の重賞出走となる。

・アイアンブルー…前走で連勝は止まったが、ゲートで落ち着きをなくした点が痛かった。前々走で見せた末脚はなかなかのもの。力通りなら重賞でも見せ場くらいなら可能か。

・ミサイルマン…前走の高知県知事賞では主導権。大きく負けたが、ある意味、存在感は十分に示した。近走は休みを入れずに出走。この馬なりに順調と言えるだろう。

・モルトベーネ…高知県知事賞では行きっぷり良く4着。一昨年の5着からひとつ、着順を上げた。今回も引き続き西川騎手の騎乗。前進が見込めてもいい。

・メイショウハート…距離延びていいタイプのイメージはなかったが、前走はマイル戦で勝利。新たな面を見せた。さすがにメンバーは強いが、いい経験にはなるだろう。

・マイネルサリューエ…重賞でも善戦歴はあるが、近走は結果が出ていない。取り消し明けを叩かれた上積みは見込めるが、現状では厳しい戦いになりそう。

・ペガッソ…前走はフクノグリュックとマッチレース。僅かに及ばなかったが、大きなインパクトを残した。経験では見劣るが、伸びしろという面では魅力ある一頭だろう。

・スペルマロン…高知県知事賞で堂々、連覇を達成。隙のない取り口で後続を完封した。昨年はサクラレグナムの2着。中間の調整も順調に映るだけに、初の1400m重賞制覇へ期待は高まるばかりだ。

・ブラゾンドゥリス…転入初戦となった前走のB級以下の準重賞、初夢特別を勝利。大幅な馬体減が心配されたが、やはり地力が違っていた。2017年の黒船賞勝ち馬が、今度は地元馬として選考競走にチャレンジ。レースぶりが楽しみだ。

・フクノグリュック…高知県知事賞では3着。上位2頭とは差があったが、存在感は示した。鞍上の赤岡騎手は大高坂賞を何と6連覇中。どこまで差が詰まるか注目だ。

・ツクバクロオー…スペルマロンには完敗だったが、高知県知事賞では連対確保。出遅れをリカバリーしての好走だった。距離は不問だけに、ここも好勝負が期待される。

 

 

中島競馬號