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【開催見解】浦和競馬(2021/5/10~14)

浦和

2021年05月09日競馬情報

今回の浦和競馬は5月10日(月)から14日(金)まで5日間。3日目に第59回しらさぎ賞が行われます。

 

初日のメインレースは青葉特別がB3三組、距離1400メートルで行なわれます。地元中心のメンバー構成ですが、昇級戦を4着に好走したスリーヴリーグがここも前々の攻めが可能だけに押し上げがありそうです。実績面ではマッシュクールで当クラス勝ちの1頭。休み休みでの参戦になりますが、鉄砲の利くタイプだけに緒戦から注目。フクサングレートは転入後5戦4勝2着1回のパーフェクトな走り。今回は昇級戦になりすが、順調の強みを生かして上位を争います。遠征馬も実力ではヒケを取らない面々が揃ったのでマークが必要でしょう。

 

2日目のメインレースは、プリムローズ賞が3歳以上のオープン、距離1400メートルで行なわれます。登録メンバーが多く、遠征馬の動向は気になりますが、地元馬では4歳のティーズダンクに注目。昨年の戸塚記念を勝っている素質馬で同世代でも能力はトップクラス。前走は大井の千四でひと脚は使っており、続けて同距離のここは力が入る一戦でしょう。新規参入ではJRA3勝のディープダイバー。実績は芝に限定されますが、まだ5歳と馬は若く、距離的に合うここは走りに注目が行きます。アンサンブルライフは最近の成績がパ

ッとしませんが、オープン特別なら替わっても不思議はありません。

 

3日目のメインレースは、シリーズを飾る恒例の牝馬重賞、第59回しらさぎ賞が4歳以上牝馬オープン、距離1400メートルで行なわれます。中心になるのは地元のダノンレジーナ。JBCレディスクラシック4着、エンプレス杯4着。距離を考えれば健闘の部類で既に全国レベルに数えられる1頭。昨年の暮れには東京シンデレラマイルを制しており、ここは力が入る一戦でしょう。重賞好走馬では昨年の牝馬二冠馬船橋のアクアリーブル。母もクラシック路線で活躍しましたが、血統の良さを含めて南関東を代表する牝馬の1頭。近走は牡馬の強豪相手が続いたので得意の浦和コースで千四ならチャンスは十分でしょう。トライアルを勝って参戦の大井レイナブローニュは重賞に上がって試金石ですが、この距離には抜群の安定感を誇ります。他に川崎のルイドフィーネはロジータ記念優勝。休み明けをひと叩きしての変わり身が狙えます。昨年の2着馬大井ヴィルトファンも力は証明済みだけに今年も好勝負が期待できるでしょう。

 

4日目のメインレースはエメラルド特別が、A2下の選抜、距離2000メートルで行なわれます。バラエティーに富んだ布陣ですが、上位を形成するのは船橋のワグナーコーヴ。浦和の二千はオープン勝ちの実績。前走の武蔵国オープンは実績馬の前に早マクリを喰って大敗を喫しましたが、自己条件なら優位に立てるでしょう。船橋のホワイトヘッドはスッカリ長距離路線に固めてきました。持ち前のパワー溢れる走りは健在だけに準オープンなら好走しても不思議ありません。この他ではロジータ記念3着がある川崎のコーラルツッキー、浦和二千で3着のあるバンドオンザランが狙って面白い存在なるでしょう。

 

5日目のメインレースは皐月特別がB2、距離1500メートルで行なわれます。地元からはこの距離得意のエドノミッドナイト、2月にこの条件を勝って前走はB1混合で2着のボナヴィーゴに素質馬ランニングウインドを巡る争い。遠征馬は抽選対象が多いので何とも言えませんが、使ってくれば浦和コースで2着のある川崎バルドダンサー。ローテーション的に今回は川崎勢の猛攻がありそうで使ってきた際はマークが必要でしょう。

 

【出走予定馬は5月7日現在】


(ケイシュウニュース田島啓行)

 

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