ウマプラ

【開催見解】園田競馬(2021/6/9~11)

園田・姫路

2021年06月08日競馬情報

サテいよいよ園田もダービーである。

 

①着賞金は破格の2000万。東京ダービーの5000万から比べるとまだまだ赤子の段階ではあるが、それでも東京⑤着賞金250万に対し、兵庫の⑤着は200万だからここの割合だけは兵庫の方が優っている。色んなところで南関東には勝てる材料はないものかと探しまくる今日この頃であります。兵庫ダービー(1870㍍)は10日16時00分のスタートですのでご期待ご注目頂きたい。

 

その主役にはサラコナンを指名したい。

 

内でうまく折り合いを付けて…というパターンは却ってよくないので出来ればもう少し外枠がほしかったが、それでも今回は大胆なレース運びで一層、持ち味を発揮することだろう。乗り込み量、馬体の張り、何をとっても申し分のない状態である。

 

対抗格にはスマイルサルファー、前走シェナキングに負けはしたものの直線に向いてからの伸び脚は目立ったし、当然のことながら上がり時計もこっちの方が優った。

 

シェナは3番手。評価を落とす要因はまったくないが、どうもここまでがうまく行きすぎている。ソロソロ、何となくだが、落とし穴があるような気がして。しかしながら追い切りは好時計マークだし、目標通り万全の仕上げはできた様子。

 

堅実エイシンイナズマは下原Jにスイッチで②着続きからの脱出を図る。ちなみに今回のダービー仕様となった園田ゴール板の色はオレンジ。何故この色になったかは知らないが、エイシンピストン、ウォニーの7枠2頭にとってはラッキーカラーとなるのか。また厩舎サイドでこのオレンジ色をラッキーカラーにしているのは木村厩舎。同厩舎からはアウワが出走、何かの後押し、アシスト材料にでもなってしまうのか。

 

 9日はB2級の1400㍍戦がメイン。ひとまず◎には前走、移籍初戦③着ハービーボンズを指名だが、どこからどう見ても混戦ムードは否めない。実績馬メジャーロールも降級2走目で大きく変わってきたし、再転入マナカは以前の園田2勝が着差以上の強さ、この条件でも間に合って不思議でない。他では前走雨馬場に泣いたサンライズシップ、デンコウジェネシス。1400㍍戦で改めて狙いたいのはクリノガオガオ。

 

 11日はA2級の1230㍍戦がメイン。ここも一筋縄ではいかない感じだが、最も調子がいいのはガミラスジャクソン。前走②着も前半の位置取りを考えれば十分伸びている。当時の③着がコスモビスティー、転入後はこれで③②③着と実に堅実、徐々に行き脚も良くなってきているし、ソロソロ主役に躍り出ても…。ジュディシャスは当時の④着。もうひと絞りが必要かという気もしないではないが、1走毎に良くなっていることは事実、もう立ち回りひとつか。前走好内容②着はモズファヴォリート。直線内からあんな脚を使えるとは…。馬自身にも鞍上にも気分的に余裕が出てきた感じがする。コンドルヒデオ、ブラックアウトは前2走が案外も能力的に見劣ることはないだけに気配次第での大変身警戒。


(競馬ブック 北防 敦)

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