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【開催見解】名古屋競馬(2021/6/15~18)

名古屋

2021年06月14日競馬情報

第6回名古屋競馬は6月15~18日の4日間、「東海ダービーシリーズ」が行われる。では順に各日のメインレースを紹介していきたい。

 

6月15日(火)1日目のメインは、3歳重賞「東海ダービー」(1900m)。
 東海地区3歳の頂上決戦だが、各馬、順調な仕上がりを見せている。中でも目立ったのはブンブンマルで、最終追い切りでは抜群の動きを披露してくれた。1番人気で2着だった駿蹄賞のリベンジに燃えている。これに先着したのはトミケンシャイリ。逃げ有利の馬場状態を味方にできたこともあるが、転入後負けなしの5連勝でまだ底を見せていない点は魅力。一気にダービー制覇をもくろむ。これらに待ったをかけるならダイセンハッピーか。2歳チャンピオンもしばらくは不振にあえいでいたが、最終追い切りで本来の鋭い動きを見せてくれた。一変があっても驚けないか。以下ではスプリングメドウ、フーククリスタル、スズノスケだが、上位馬とは少々差を感じる内容。相当恵まれないと割って入るのは難しいかも。

 

6月16日(水)2日目のメインは、A-3組、中央3歳以上1勝クラスの「名古屋CCネプチューン賞」(1900m)。
 古馬交流戦の1900mは中央勢が圧倒的な鞍。中でも注目は3歳馬のクインズバジルとゼニス。ともにダ1800mの新馬戦を勝ち上がり、ここまで3戦とまだ伸びしろたっぷりのキャリア。勝ち負けの期待を懸けたい。続くのは1勝クラスで掲示板の実績があるマテラサンオウ、オーマオで、当日の仕上がり具合に注目。残るカイマナは南関東C1をクリアするのにややてこずっただけに、ここに入るとちょっと厳しいかも。地元の期待はマクルーバだが、本調子とはいかない様子。恵まれたいところだ。

 

6月17日(木)3日目のメインは、A-2組の「紅バラ特別」(1600m)。
 サンラズフルメンは同じ2組でも先着馬の大半が抜けた組み合わせ。出来に不足はないし、ゲートさえしっかり決めれば巻き返してくれそうだ。怖いのは格上挑戦で臨むタイキワンダラス。B級特別とはいえ、結構な相手がそろったあすなろ杯での好時計勝ちは評価せねば。条件緩和で再び単騎が望めるユウチャージ、ひと息入れて英気を養ったキンイロノツバサとデルマヴァンドームを警戒したい。万馬券狙いならメイショウオオゼキ。動き自体はなかなかいいので、地元の自己条件に戻ってどうだ。前走内容からギガドルマも侮れないが、ちょっと暑さの影響を感じる動きになってきた。

6月18日(金)4日目のメインは、A-1組の「ムーンストーンオープン」(1900m)。
 距離を嫌ってか、回避馬が多く出そう。そんなメンバーならナムラマホーホでいいだろう。少々距離が長いきらいはあるが、どこからでも確実に脚が使え、大崩れは考えにくいので。怖いのはウラガーノ。連続して同じ距離を使えるし、使いつつ徐々に良化傾向。折り合い次第では一発あっても。トリマゴラッキ、ドリームスイーブルもここなら差はなく、少頭数でも意外と楽しめそうだ。

 

(競馬東海 鬼頭信正)

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