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【開催見解】笠松競馬(2021/10/26~29)

笠松

2021年10月25日競馬情報

第4回笠松競馬10月26日(火)~29日(金)までの4日間、「ラブミーチャン記念シリーズ」が行われる。では、順に各日のメインを紹介していきたい。

 

10月26日・1日目は、B-1組の「カシオペア特別」(1600m)。思い切った騎乗で現状を打開しようとしたダルマワンサだが、結果は2着。なかなか勝ち切れないが、今回は(2300)とこれまで連を外したことがない1600m。馬券の中心には最適の存在だ。逆転があるなら前走これを負かしたタイセイエクレール、連勝と勢いに乗るセイレーンズベルン。他にもスタンサンセイ、ヤマニンフレッチェなど、伏兵陣は結構多彩だ。

 

10月27日・2日目は、C-10組の「大菊特別」(1400m)。当地へ来てから一転して逃げて2戦2勝のメモリーアンクル。楽にハナへ行くスピードを見せているし、強い相手を振り切った前走も素直に評価していい。時計的にも3連勝の可能性は十分。ただし、教科書通りの内容で勝った前走が強かったキチロクレディスも素質は確か。きっかけをつかんだジャポニズムも勝ち負けの一角だろう。他には堅実なトウアトリア、ハナテも連には加えておきたい。

 

10月28日・3日目は、2歳牝馬の地方全国交流重賞「ラブミーチャン記念」(1600m)。新馬戦でレコ駆けしたシルバに前走コンマ2秒差に迫ったドミニク。初距離で1分29秒4は並の馬では出せない数字だし、いい脚を長く繰り出した内容もなかなか味があった。1600mにも対応できそうで地元の筆頭になりそうだが、すでに重賞勝ちがある道営グラーツィア、金沢エムティアンジェはかなりの強敵。この三つ巴ムードが濃厚だ。割って入るなら秋風ジュニアで3着とメドがついたシャローナ、デビュー戦が強かったナンジャモンジャあたりか。

 

10月29日・4日目は、A-1組の「東海クラウン」(1400m)。勝ち馬には11月24日に行われる笠松グランプリの出走権が与えられる。各陣営ともいつも以上に力が入っていると思われるが、混戦になればなるほど浮上の可能性が高まるのはニホンピロヘンソン。本来の切れ味を取り戻してきた印象で、前走の勝ちっぷりなら楽しみしかない。相手は名古屋のウインハイラント、サンライズフルメン。人気薄なら先行力がありそうなヒルノマゼラン。好気配が続くエネスクも穴で一考。

 

(競馬東海 郷 秀文)

 

 

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