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【開催見解】園田競馬(2021/11/30~12/3)

園田・姫路

2021年11月29日競馬情報

 先週の兵庫ジュニアグランプリ、結果は予想通りのJRA勢ワンツー。

2番人気セキフウと1番人気コンバスチョンの首差一騎打ちで③着プライルードはここから3馬身遅れた。④着が地元バウチェイサー、これはよく頑張ったなぁ、③着プライとは首差だから大健闘、次走ジュニアカップに出れるようなら(兵庫デビュー馬優先のため)堂々頂点に就いてしまうかも。


 今週の園田競馬は久々の4日間開催(30~12月3日)でメインは2日に行われる園田金盃(1870㍍)主役は当然ジンギ、昨年の優勝馬は連覇を狙っての出走、今年は白鷺賞に始まり兵庫大賞典、姫山菊花賞と重賞3勝、調整は至って順調、何の不安、心配はない。とにかくケチの付けようがないのだから①着ゴールは間違いなしか。

エイシンシニパは大賞典も菊花賞も②着、まったくジンギには敵わなかったのだから今回もせいぜい②着なのか。

マイタイザンは3カ月半ぶりの前走が②着、それも順調に使われているニシパ相手に首差だからこれはもう上々の滑り出しと言える。2走目の上積み十分、あとはどこまで自分のペースで走れるかだけ。

兵庫、西日本と今年ふたつのダービーを制したスマイルサルファーは初めての古馬戦。それでも気後れするとは思えない、持ち前の勝負根性フルに発揮なら間に合うはず。

テーオーエナジーは兵庫県籍となって3走目、しかし、前走も前々走も他場遠征だっただけに今回が初めての園田登場、力があることは確かだが、小回りフルゲートで一体どんな走りになるのか。相手なり堅実アワジノサクラ、ドライヴナイトあたりにも注目したい。 


 30日はB1級の1230㍍戦がメイン。中心はグランプリワン、JRA時の2勝も1400㍍だし、一見1400㍍向きかと思われがちなんだが、1230㍍の方が折り合いは付きやすいし、安定感もある。外枠も却って歓迎。当面の相手はスマートメイス、前走時計も速いし、馬体も充実。今の調子なら昇級戦もまったく問題なし。

ガミラスジャクソンも今度は背定量、更には主戦の鴨宮コンビ。中団より前に付けれるようなら当然前進。ベツセタイは距離も展開も不問のレース巧者、なかなか勝ち切れないものの調子の良さで一発十分。 


 1日はB1級の1400㍍戦がメイン。傑出馬不在で転入初戦イコライザーが浮上。近走のゲート離れは目立つし、行き振りの良さも。おそらくハナだろうし、問題があるとすれば久々の右回りだけ。

エストラードは前走は0秒1差の②着、確実に伸び脚は出てきたし、スーッと好位にも取り付けるようになった。頭数が減った点もプラスか。

ラフェリシテは常に相手なり、もうワンパンチがほしいものの前走が思った以上に反応、しかも続けて吉村J騎乗となるだけに目が離せなくなってきた。うまく内に潜り込めるようならカリテスグレースも浮上か。 


 3日はA2B1級混合の1400㍍戦ガメイン。次走兵庫ゴールドトロフィーを目指してイグナイターが出走。夢挑戦のためにも負けられない一番。相手はほぼナナカマドカ、近3走は1700㍍戦も間違いなく1400㍍の方が末脚は切れる。そのあとが堅実駆けコスモピオニール、ブルベアガロンあたり。


(競馬ブック 北防 敦)

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