ウマプラ

【開催見解】姫路競馬(2022/1/18~20)

園田・姫路

2022年01月17日競馬情報

『参った、参った、マイケルジャクソン』『困った、困った、こまどり姉妹』お分かりだろうが、これは故吉本新喜劇島木譲二氏のギャグである。で何が参った、困ったかと申しますと先週金曜日の最終レース、単不動は前走があまりにも強すぎた⑧エルバルーチェ、その相手は馬体絞れた姫路巧者①オウムアムア。場内解説担当時で馬単⑧①一点と豪語した途端、確か20倍ほど付いていたオッズがグングン下がり始め最終的には8倍を切ってしまう始末、こうなるとまったく妙味はない。買うか買うまいか、迷った挙句、見送ったのだが、結果オウムは首負け③着でエントリー寸前だった幻の馬券は①③着。直接被害は被らなかった、逆に買わずラッキーだったのだが、あと少し距離があれば見事的中、皆さんに喜んで頂けたのに…と思うとどうも複雑で。しかし、困ったなぁ、参ったなぁ。これからの場内解説、核心には触れずひとりだけでこっそり儲けることにするか…。いやそれはできない、皆さんに儲けて頂かないと…。それが先決だ。そんな思いでまた姫路競馬が始まる、今週は通常通りの火、水、木曜開催(18~20日)

 

 18日はB1級の1400M戦がメイン。中心は前走4カ月ぶりでも首差②着に踏ん張ったシークレットローザ。しかもこのときの勝ち馬は兵庫、西日本と昨年ふたつのダービーを制したスマイルサルファーだから値打ちはある。順調良化の2走目は逃げ切りの期待大。次位争い筆頭はレース巧者イコライザー、斤量は56㌔に戻るだけに早めに動く可能性も十分。前走のクイントゥープルは3角手前で完全に前が詰まった、立ち回りひとつで浮上。グリーナリー、コスモヴァーズは勝ち味に遅いものの後半の伸びは確実で。

 

 19日はJRA1勝級との交流戦がメイン。昨年この条件での交流戦は兵庫県馬2勝だけだったが、果たして今年はどうなるか。何となく幸先のいいスタートが飾れそうな感じだが…。期待はサンロアノーク、大井6勝の実力派は兵庫転入後②①着、しかもその前走で負かした相手は重賞4勝馬ノボバカラだから能力の高さは今さら言うまでもない。早め抜け出し濃厚と見る。相手はJRA勢、追い切り動いたプリヴェットがその筆頭で次いで岩田康J騎乗のタイセイロワイヤル、そのあとにもうもう1頭の地元期待馬エイシンリボーン。

 

 20日は第23回目を迎える兵庫クイーンセレクション(1400㍍)ここにきての成長度一番はジュニアカップ②着アンサン、砂を被っても怯まなくなったし、前2走は負けて強し。牝馬限定のここなら初重賞獲りの大チャンス。ニネンビーグミも素質馬、昨暮れのジュニアカップには目もくれず、ここ一本に絞った調整、前走は序盤から後続からのプレッシャーを浴び決して楽な展開ではなかった、そこを乗り切ったのだから根性は立派。ただ、同馬の背を知る吉村Jが選んだのはニフティスマイル。まだ2戦のキャリアだが、レースは上手、馬格もあるし、将来的も楽しみな存在。ということでビーグミの鞍上は田中J、ここらレース前の駆け引き、探り合いもなかなか面白い。他には常に善戦ダイヤモンドダスト、ピロコギガマックス。新馬戦好時計で逃げ切ったデータアナリシス等々。

 

(競馬ブック 北防 敦)

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