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【開催見解】姫路競馬(2022/1/25~27)

園田・姫路

2022年01月24日競馬情報

先週木曜日に行われた兵庫クイーンセレクション。勝ったのはニネンビーグミ、タイプ的に初輸送、初馬場でのイレ込みの心配があったのだが、これがまったくの予想外。落ち着き払っているではないか。こうなるとスピード、粘り存分に引き出せる。逃げ宣言が出ていたサラヘレンの行き脚が案外だったことからまんまの逃げ切りだった。このあとは春の大一番に備えて軽くリフレッシュを図るという。ハナ負け②着はニフティスマイル、いち早くレースを動かしたのはこの馬、負けたが、勝ちに等しいだけの好内容、僅か2戦のキャリアでこの内容なら上々、立派なボディーだし、この先、最も強くなる可能性十分。一番人気アンサンは好位に付けるも伸びずバテずの⑤着。返し馬時、幾らか掛かり気味だった。この点も少なからず影響したかもしれない。変わって奮闘したのは④着に入った僚馬イナリ。400㌔に満たない馬体でありながらもあのタフな馬場のなか、馬群を割ってきた。最低人気でこの大健闘ぶり、父シルバーステートの血が騒いだか。同厩舎の2頭使い、人気のない方が前に来る、これも競馬界の『あるある』のひとつである。姫路競馬は今週も火、水、木曜(25~27日)の3日間開催。岩手所属、高松Jの限定騎乗スタート。門別所属、山本、落合Jはラスト週ですので3者の共演はこの3日間だけ、どうぞお楽しみに。


25日はB1級の1400㍍戦がメイン。堅実ハギノアグレッシブ、叩き2走目+姫路コース無敗ポリバレント、好調教ガミラスジャクソンと上位3頭、三つ巴の様相だが、注目は高松Jとコンビを組むアグレッシブ。いきなりメイン制覇か。


26日はA1級の1400㍍戦がメイン。最大注目はハナブサ、前走は久々、転厩、58㌔、3角不利と色々と敗因はあったが、最も気になったのはやはり58㌔。牡馬で440㌔台は小柄な方、57㌔まではクリアできてもここらかの1㌔はグンと重くのしかかる。今回56㌔なら当然巻き返しだろう。バイラは前走、怒涛の追い込み。決め脚はここに入っても1、2。先行タイプが揃うだけに展開は向いてきそう。そのあとがナチュラリー、姫路1400㍍は昨年完勝、3番手から早め抜け出しだった。従い他馬がハナを主張するようなら控えてもOK。


27日はB2級の1400㍍戦がメイン。前走豪快に差し切ったのはヴィクトリーナイト、好調教がそのまま後押しした一戦だったが、今週も当時と変わらぬ好調教ぶり、これなら連勝を狙えても…。ナムラアイアイサーは連続②着、確かに勝ち味に遅いタイプではあるが、能力的にヒケを取ることはない。依然チャンス。前走のトリニティノットは57㌔で本来の伸び、粘りを欠いた感じ。定量に戻っての反撃十分。復調なったキヨマサ、相手なりに走れるジェッティーも警戒したい。

 

(競馬ブック 北防 敦)

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