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【開催見解】高知競馬(2022/1/16~26)

高知

2022年01月15日競馬情報

高知競馬は第14回開催がスタートする。今開催は1月16日(日)、18日(火)、19日(水)、23日(日)、25日(火)、26日(水)の6日間開催。16日(日)には黒船賞選考競走「第11回大高坂賞」(4歳以上 1400m)、25日(火)には二年ぶりの開催となる「第36回全日本新人王争覇戦競走」が行われる。地元高知の代表は多田羅誠也騎手。2019年4月のデビューから現在まで182勝し、既に重賞も5勝している若手のホープだ。是非、好騎乗で盛り上げて欲しいと思う。

 

それでは「第11回大高坂賞」の出走メンバーをご紹介したい。昨年はアイアンブルーが豪華な差し切り勝ちを演じたが、今年はどう決着するだろうか。

 

・エイシンビジョン…前々走の準重賞ではイン不利な馬場状態の中、最内枠から逃げて2着。前走は2組で完勝と、よほど調子がいいのだろう。出番があってもいい。

・ナムラアッパレ…元々、ハナが絶対条件の馬ではなかったが、高知でも差す競馬で安定感が増してきた。楽なメンバーではないものの、どこかで脚は使うだろう。

・ハーツジュニア…今回は同型が多く、重賞の為、岡騎手騎乗でも斤量減の恩恵がない。重賞善戦の経験はあるものの、今回はいい材料に乏しい。

・ヤークトボマー…格は下だが、現在2連勝と好調。本来はもっと距離があってもいいイメージだが、実際は1400mの成績が一番いい。力を試す一戦だろう。

・サンライズフォルテ…どうしても展開に左右される脚質だが、前走の高知県知事賞以前までは見せ場を作れていた。今回は郷間騎手とのコンビ。プラスに出れば面白いかも。

・ブラックランナー…前走の準重賞で遂に連勝を二桁に。マイルで完勝を飾った点も収穫と言えただろう。勢いは間違いなくナンバーワン。主役にまで上り詰める可能性もある。

・スペルマロン…高知県知事賞では2着。馬体重や抜け出してから気を抜いた点等が敗因のひとつかもしれないが、単純に勝ち馬グリードパルフェの展開、馬場だったのだろう。大高坂賞は未勝利だが、今年を占う意味でも大事な一戦になる。

・ナムラドノヴァン…高知県知事賞、前走の2組では多少、動きを見せていた。勝ち負けまでは厳しいが、この馬なりの良化は見せている。

・テトラクォーク…前走のように逃げなくても競馬はできるが、ここは一気のメンバー強化になる。勝手が違うだろう。

・ウインメテオーラ…昨夏の建依別賞挑戦は着外も、他馬にハナを叩かれリズムを欠いたもの。前走のように、多少ペースが上がってもリズム重視の方が力を出せる印象がある。

・モズヘラクレス…前走の高知県知事賞では4着と善戦。好走しても人気が上がらないタイプだが、よく頑張れている。陣営は疲れを心配していたが、ここも見せ場は作れてもいい。

・エルサフィーロ…2組で戦えた近2走も着外。相手なりの競馬が持ち味だったが、やや地味になっている。現状の力で重賞ではさすがに厳しい。

中島競馬號