ウマプラ

【開催見解】ばんえい十勝(2022/1/29~2/7)

帯広

2022年01月28日競馬情報

第22回ばんえい十勝

 

第2回翔雲賞(BG2) 3歳牡馬オープン別定 2月6日11R
出走予定馬
○キョウエイハンター    (640キロ)
○キョウエイボス      (640キロ)
○キングフェスタ      (650キロ)
○クリスタルコルド     (645キロ)
○ジェイサンダー      (640キロ)
○ツガルノヒロイモノ    (640キロ)
○ヘッチャラ        (645キロ)
○ホクセイウンカイ     (645キロ)
○ヤマカツエース      (650キロ)
○ヤマノコーネル      (645キロ)

【解説】昨年度に新設された明け3歳牡馬重賞。斤量差が最大で10キロしかないためヤングチャンピオンシップの着差から実力通りの決着になりそう。本命にはナナカマド賞を勝ったキングフェスタ。ふた開催休んで前開催をひと叩き。気配はグンと上昇している。ヤングチャンピオンシップでは20キロを背負って僅差4着なら今回の10キロ差なら逆転十分。二冠奪取へ。対抗はそのヤングチャンピオンシップを勝ったヤマカツエース。その後はハンデを背負って結果を出しているように一戦毎に力をつけてきた。決め手ではヒケは取らないし、こちらも譲れない。単穴にはヘッチャラ。賞金加算で増量する可能性があるため前開催を回避してここ一本に仕上げてきた。ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップは経験を最優先に考えられてきたが、ここは勝ちに徹する構え。逆転のVを狙っている。
 その他では前走勝って弾みをつけたクリスタルコルド。過去の重賞でも4、5着とまとめており、能力差は感じられない。ヤマノコーネルは少々ズブいが、障害力と渋太さでは上位。


ダイヤモンドダスト賞 5歳オープン別定 2月7日11R
出走予定馬
○カイセドクター      (770キロ)
○キタノボブサップ     (730キロ)
○キョウエイリュウ     (770キロ)
○ギンジ          (730キロ)
○コウシュハボブ      (730キロ)
○ゴールドハンター     (770キロ)
○コマサンダイヤ      (760キロ)
○トワトラナノココロ    (740キロ)
○ヒメトラマジック     (710キロ)
○ヤマトタイコー      (760キロ)

【解説】明け5歳オープン特別。斤量差が最大で60キロ。牡馬間では40キロと条件馬には願ってもない条件である。しかし、オープン格付けは経験値が違うし、調整過程と実績で判断したい。本命にはコマサンダイヤ。長い間苦労したが、秋からようやく復調。銀河賞2着、天馬賞4着と僅差の競馬ができるまでに2歳チャンピオンが復活。前走は2番手であれオープン馬を完封した内容も強かったし、もう体調面での心配はない。ここは10キロ貰った立場であり、きっちり決めてくれよう。対抗はギンジ。デビューから若さが強く出ていた馬で調整には苦労していたが、その点も日を追う毎に成長が窺え、今季は大きく成長。前走と同じ730キロは恵まれた感が強く、一発長打も夢ではない。単穴にはハンデ頭の一頭からカイセドクターをあげたい。オープン一線級で上位争いできるまでに成長。勝ち味には確かに遅いが、上であれだけの走りができるのは力だろう。今ならこのハンデ差も克服可能。その他では障害を修正できればゴールドハンター。ここにきて復調してきたトワトラナノココロにも注意したい。世代王者のキョウエイリュウはひと開催を休養に充てており、仕上がり面がどうか。来週までの調教過程を考慮してから考えたい。

 

(競馬ブック 定政 紀宏)

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