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【開催見解】園田競馬(2022/8/3~5)

園田・姫路

2022年08月02日競馬情報

先週木曜日、寺地J(現調教師)のラスト騎乗は10頭立て殿り負けだった。それでもこれまで後方からしか行かなかった馬を2番手付け積極策。最初のゴール板は①着で通過したのだからそれなりに見せ場はあった。おそらく次走に何らかの変化があるものだと…。惜しかったのはその前の騎乗4R、2番人気馬で果敢とハナ、いいペースで進んでいたのだが、直線一気に一番人気馬に飲み込までれしまう。幾らか夏負け感を残した馬だっただけにこの日の気温、体感温度が今少し和らいでいたならギリギリ逃げ込みを図れていたかも。通算550勝、25年間ホントお疲れさんでした。いい調教師になってね。

 サテ今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜(3~5日)の3日間開催で期間中のメインは4日に行われるA1A2級混合の1400M戦、超一線級は不在だけにどの馬にもチャンスはありそうだが、最もV有力は前走見事な逃げ切りを決めたディアタイザンか。近走は意外と楽なペースに落とせているだけに前半の攻防がカギになるが、今の充実ぶりならハナは間違いなさそう。ステップシュートは2走前、ディア相手の②着。前走は1700Mで惨敗もこの距離なら大きく変わってきそう。ビナサクセス、マハーラーニーも好調、特に背定量に戻るビナは狙い目十分。


 3日はB1級の1400M戦がメイン。上位拮抗ムードだが、実績重視でポリバレントから狙いたい。ここ2走は体重増減が激しすぎた、しかし、そんななかでも前走③着、持ち直したし、このメンバーならハナか2番手、ベスト展開に持ち込める。イチゴチャンは前走結構絡まれながらも③着、◎ポリとの兼ね合い次第になるが、ハナを主張するようだと面白くなりそう。サクラトップスターは併せて入念な追い切り消化、③着前後が多いもののこれだけ攻めたのだから変わってこないと。テツは常にもうひと伸び、いい枠が当たっただけにうまく脚をタメれるようなら。

 5日はB1級の1700㍍戦がメイン。中心はエイシンアンヴァル、掛かる面があるだけに少し乗りづらいが、メンバー的にハナ切りも可能であとはペースをどう落とすか。堅実駆けはカキエモン、とにかく今春以降の地力強化は著しいし、現級初戦の前走も0秒1差なら上々、大捲り十分。ヨハネスボーイ、コスモタイシはある程度、前付け。うまく流れに乗れそうだし、力的にもそう見劣りすることはない。

(競馬ブック 北防 敦)

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