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【開催見解】笠松競馬(2023/11/21~24)

笠松

2023年11月20日競馬情報

第13回笠松競馬は笠松グランプリシリーズ。11月21日(火)~24日(金)までの4日間開催になっており、シリーズメインは初日に催される笠松グランプリとなっている。


 順に各日のメインを紹介していきたいが、まず初日は笠松グランプリ。今年もグランプリの名に恥じない豪華なメンバーが集結。遠征勢が実に強力で、地元のメルトやストームドッグあたりがどこまで食い込むことができるのか。そんな中で注目したのは、連覇をかけて臨むルーチェドーロ。7月以来のレースだが、昨年も同様のローテーションで勝っているだけにきっちり仕上げてくるはずだ。輝かしい戦歴を誇るエアアルマスが対抗。叩き2走目の臨戦過程もいいし、あっさり逆転するシーンも一考したい。伏兵としたベストマッチョ、クーファアチャラ、パールプレミアももちろん単の魅力あり。当日の気配にも注目して、この激戦を楽しみたい。


 2日目はB-1特別。以前のエンジョイリッキーなら、おそらく休んでいたに違いない。この詰まった日程で使えること自体が体調のいい証拠だし、前走のダメージがすぐに癒えたということだろう。となれば、この相手。岐阜金賞で3着にきているように1800mも、全く問題ないはずだ。前走強かったオランジーやメイクストームが、相手の本線。前走勝ちで勢いに乗るハスノミや、初戦でメドがついたゴコウサスも、3着の欄には押さえておきたい。


 3日目はA-4特別。好調かつ力のある馬がそろって、軸馬を見つけるのがなかなか難しい一戦。展開ひとつで高配当が飛び出しても不思議はない一戦になったが、本紙は順調さを評してレンダリングを本命視。どんな流れでもしっかり脚を伸ばしてくれるし、頑丈そうな好馬体も魅力のひとつだ。間隔は開いたが、気配がいいスペシャルトークの連発も一考。ダークホースは、秋初戦を迎えるアリオンダンス。ここを向けてしっかり乗り込んでおり、いきなり動けてよさそうな感触だ。他では好調ゼンダンクラージュ、名古屋のアヤなどの変わり身も警戒したい。


 4日目は2歳オープン。ラブミーチャン記念のパドックでも、ひと際目立つ気配を放っていたアコー。見映えするタイプで購入意欲をそそられるが、結果は残念ながら7着。全国区で通用するにはスピードの強化が急務だが、笠松デビュー馬同士なら素質上位は間違いないところ。相手は安定した先行力を誇るハヤイモノガチが本線。ただ、勝ち癖がついていないので、単騎の逃げを見込めそうなブルーチースの単も穴の魅力あり。他では攻め馬の気配がいいいトンビ、ミノコクシュタルクあたりも展開ひとつで圏内へ突入する。

 

(競馬東海 郷 秀文)

 

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