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【開催見解】川崎競馬(2024/4/1~5)

川崎

2024年03月31日競馬情報

 令和6年度の第1回川崎競馬は4月1~5日の計5日間、ナイター開催。開催メインとして3日にJpnⅠ・川崎記念が、また前日2日にはSⅢ・クラウンカップが組まれている。また、1日にはエンプレス杯トライアルとしてA1下牝馬の準重賞・スプリングヒロインカップも組まれており、年度始まりから見どころ満載の開催だ。

 1日目のメインは準重賞「スプリングヒロインカップ」 A1下選定牝馬  2000メートル

 マテリアルガールの一変に期待したい。名古屋グランプリ、金盃と強豪牡馬相手に大敗した影響もいくぶんはあったか前2戦も終いの粘りがひと息で昨年夏時の快進撃は薄れてしまったが、それでも前走の大井1800メートル戦は少頭数でスローの逃げといえ後続の目標になる格好は逆に痛かった感も。川崎2000メートルは過去2戦2勝、内1勝はメイドイットマムを8馬身差ちぎってのもの。A1下でもこの舞台で牝馬同士なら勝機。
 サルサレイアは最後に勝利したのが21年の5月と遠くなったが、それでも昨年暮れの東京シンデレラマイルで0秒4差3着など再三にわたって見せ場を作ってきている。8歳でも明確な衰えは感じないし、この顔ぶれなら上位争い。
 ティーズハクアもこの条件は得意だが、前走放牧明けを大幅に馬体を減らして復帰して、今回はそこから中1週の競馬。馬体面の注視は不可欠か。短距離向き血統ながら距離はこなせるブラックオパール、斤量差を生かして上位に食い込みたいエスシーヴィオラ・サンオークレアにもチャンスは十分にありそう。

 2日目のメインはSⅢ「クラウンカップ」  3歳オープン  1600メートル

 ネクストスター東日本出走組が中心のメンバー構成になりそうだが、ここはパンセの変わり身に期待したい。10船橋の走りで再検後となったその前走ネクストスター東日本は馬体増の競馬も含めて試走含みもあった印象だが、ひとまず及第点の走り。もともと2歳時鎌倉記念で先日京浜盃圧勝のサントノーレから0秒5差の3着とこの顔ぶれでも実績上位の評価が可能で、スムーズな競馬ができれば十分勝ち負けに持ち込めていいだろう。
 レースでの安定感を買えばアジアミッションを軸視する手も十分。ネクストスター東日本は8人気の評価ながら直線脚を伸ばして3着と善戦。当時の1、2着馬が抜けた今回はそれ以上の競馬も可能とみる。
 シシュフォスは転入初戦は6頭立てのスローペースに逃げといえ楽勝で道営時3勝の地力をみせた。1600メートル戦は今回が初めてでも自在性のある脚質だけに問題はなさそうで、ここでタイトル獲得も。ライゾマティクスもネクストスター東日本は展開が厳しかったし、距離延長はプラスに向きそう。2歳時に重賞勝ちあるアムクラージュ、前開催のTR戦の椿賞1・2着馬クニノトキメキ、ツキシロも上位を狙う。 
 
 3日目のメインはJpnⅠ「川崎記念」 4歳以上オープン  2100メートル

 開催時期を移行し今年はドバイワールドカップデーと重なったこともあって、昨年のウシュバテソーロやテーオーケンズといった超大物は不在のメンバー構成だが、それでもJRA所属馬優勢は変わらない。
 この一戦を制してさらに上を目指したいのが、ここまで7戦6勝の4歳馬セラフィックコールだ。昨年は無傷の5連勝でGⅢ・みやこステークス勝ち、その勢いを評価されてチャンピオンズカップでは2番人気に支持されたが、結果としては10着惨敗。3カ月の放牧調整を挟んで臨んだ前走のダイオライト記念は新たにB・ムルザバエフ騎手とコンビを組むと道中は先団から少し離れた4番手でレースを運び三角あたりから進出開始。四角で前を射程に捉えると直線は真一文字の伸び脚で抜け出したもの。あらためてその素質を天下に知らしめた。今回ムルザバエフ騎手とのコンビ継続も心強く、このまま一気にGⅠ級ホースに昇りたい。
 相手候補。昨年秋以来の充実度を評価すればディクティオンが1番手か。ダイオライト記念は勝負どころで前を行くセラフィックコールと連れて上がっていけなかったあたりが1秒4差の数字に出たが、3走前の浦和記念の圧勝ぶりからは同じく小回りの川崎に舞台が変わって着差は詰めれるとみる。長距離ダート適性を買えばグロリアムンディ。今年緒戦でも鉄砲が利く馬で問題はない。ノットゥルノは佐賀記念が強い競馬も今回は良績ない左回りで割り引きも。アイコンテーラー・グランブリッジの牝馬勢は力関係がカギ。地方所属馬の大将格はライトウォーリアだが、ダートGでは入着以上がなかなか遠く、押さえ程度の評価まで。
 
 4日目のメインは「幸オープン」 4歳以上オープン  1600メートル

 前年までJRAオープンクラスで戦ってきた戦績どおり、転入後2戦はハイレベルな競馬をみせているオメガレインボー。特に前走のフジノウェーブ記念は惜敗といえギャルダルとタイム差なしの接戦。8歳を迎えたといっても高齢まで衰えなく走れそうなバックグラウンド。1600メートルもJRA時オープン特別勝ち含め2勝と不安はない。
 ナニワサテオキも前2戦は重賞で2・2着、特に前々走は現南関東トップクラスの一角・ライトウォーリアと0秒1差の競馬。JRAからの転入後ほぼノンストップでバリバリのオープン格にまで出世してきたが、こちらはまだ5歳とまだまだ成長にも期待できそうな馬だ。
 昨年3月の京成盃グランドマイラーズではスマイルウィを撃破など、その爆発力は伊達ではないゴールドホイヤー。今回は長期休養を挟んでの復帰戦になるが、出走してくればいきなり注意が必要な存在に。
 
 5日目のメインは「若草特別」 B3・選定馬  1400メートル

 ゲットアップゲートは今年2戦をB2との混合戦で走って1・3着。ともに今回と同じ川崎1400メートル戦でのものだし、通算でみても〔3331〕でこの舞台がベストは言わずもがなか。加えて、今回はB3同士と条件面も緩和しており、不動の中心とみてよさそうだ。
 前走でこれに0秒2差の4着で続いたデアシュトゥルムは逃げて展開が厳しかった面が。本来は控える競馬も可能な馬だけに、スムーズな競馬なら粘りも増すはずだ。サラサワンも前走7着は出遅れがあって度外視可能。現級勝ちの実績を思えば、スタート五分なら即巻き返して不思議はない。前走C1からの昇格組イサチルウキウキ・スノーフェスもベストの1400メートルなら善戦以上も可能とみる。

 【出走予定馬は3月30日現在】
 

(日刊競馬 鎌田智也)

 
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