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【開催見解】園田競馬(2024/10/2~4)

園田・姫路

2024年10月01日競馬情報

先週木曜日に行われた姫山菊花賞を制したのは船橋パワーブローキング。多少流れが向いた感はあったが、8番手からの差し切りだからこれはもう力がないと成し得ない技、重厚感タップリのボディからも走りそうだなぁとは感じたが、まさかあの位置から差し切ってしまうとは…。次走がどうなるかまだ未定ながらも今回の姫山はJBC指定競走、これはもう佐賀まで向かってもらいたいもの。となるとこのブローキングに前走、金沢イヌワシ賞で2秒9差付けて大楽勝した高知ヒロイックテイルはどこまで強いんだ…ということに。同馬もおそらくJBC狙いだろう。これは相当面白くなりそうですなぁ。それにしてもキリンジ…である。2番手に付けたときにはこれで決まった、今度こそ力通りと見たが、相変わらずズブいというか、なかなか鞍上の思い通りに反応してくれず③着。ポテンシャルが高いことは確かなんだが、②③着が多いことも確か、果たしてこれからどう修正していくのか。名門厩舎の腕の見せどころとなろう。また同日に行われたアッパートライ競走はオニキスの圧勝だった。これで同馬は2戦2勝、一躍、今月24日のネクストスター園田の本命候補に浮上、展開不問のレース巧者、オニキスご記憶の程を…。

 

今週の園田競馬は通常通りの水、木、金曜(2~4日)の3日開催。2日のメインはB2級の1400M戦で人気は門別からの転入馬ピコイチ。その門別では3戦のみも2走前の重賞では上がり36秒台の脚を使って②着。以前に在籍した大井ではほとんどノーステッキで3連勝だから能力は相当。しかもまだまだ伸びしろタップリの3歳馬、ここなら力差歴然だろう、名刺代わりの圧勝シーン演出となる可能性大。前走のタイキザモーメントは逃げ馬にうまくしてやられただけで自身としてはシッカリ走っている。叩き2走目なら一層反応も良くなるだろうし、連筆頭は譲れない。ハードボイルドは一変した鍛え込み、しかも鞍上には先週6勝の小牧太Jを起用してきた。ほぼ勝たない日いがないというぐらいの活躍ぶりのレジェンド、初コンビでどうエスコートするか見ものである。ヤマニンリジッドも上がりは確実に伸びてくる、展開ひとつで。

 

3日はC2級の1230M戦がメイン。主役はJRAからの転入馬シューンカイゼリン、1200M戦に限れば④⑥③④②着、しかもここ3走は3番手以内だし、スピード的にも抜けると判断。ナチュラルは追い込み一辺倒のためなかなか勝ち切れないもの相変わらずの好調ぶり、確実に上がりも切れる、少しでも展開が向くようなら。ステイチューンドはJRAで②着2度、③着3度の実績。これまで芝中心でダートは1走⑭着のみ、そこらがどうかもパワーはありそう。ルミリオンも転入初戦、しかし、こちらはオールダート、追い切りも動いているだけに軽視禁物。

 

4日のメインはB2級の1230M戦。人気は近走勝ったり負けたりのライバル関係堅実馬シエルブルー、グランレイハートが二分するかな。その両馬に前走で先着したのはマティアス、現級でも十分通用することを証明したし、どんな形になっても対応できるレース巧者。中止明けの前走は本来の反応でなかったエイシンニーダーの反撃もありそうだし、ホクザンバーリイ、スービーズも好調で。


(競馬ブック 北防 敦)

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