ブロードキャスターの坂田博昭です。
私としてはちょっと久し振りに、大井競馬場に取材に出かけました。3月18日水曜日に行われた、雲取賞当日。大井競馬場は冬場のデイ開催でした。
正門前にある記念撮影スポット。日付が入っているのが、観光地っぽくていいですね(笑)。
明るい日差しが降り注ぎ、とても暖かい陽気に誘われ、平日の日中にもかかわらず思いのほか多くの来場客で賑わっていました。
キッチンカーも数多く出て、こちらも盛況。なぜか並んだ車はみんな肉を売るお店でした(笑)。昼間から、みんなガッツリ行くのかな?
スタンド内のお店もなかなか盛況。お酒も結構飲まれてる感じなのは、車がなくても来られる都市部の競馬場ならではではないでしょうか。
まだ冬だ、寒いとばかり思っていたのですが……
雲取賞と聞けば、羽田盃や東京ダービーの春がもうすぐそこまで来ている感じがしますね。この形になって3年目ですが、なんとなく競馬が伝える季節感として整ってきた感じもします。
レースは、JRA勢が上位4着までを独占。リアライズグリントが勝ちました。管理する矢作芳人調教師によれば、現状は「ポテンシャルからしたら7分」とのこと。ここからの成長が楽しみです。
坂井瑠星騎手。レースを終え引き上げる前に、スタンド前の観客の方に向かってこのようにこたえる姿も、もうおなじみ。
地方所属馬の最先着は、ゼーロスの5着でした。敗れはしましたが、 笹川翼騎手は「やはり強いのはこの馬」と、レース振りには手応えを感じた様子でした。
3歳三冠クラシック路線は、まだ始まったばかり。馬もここから成長する時期でもあります。今後、戦況がどのように動いていくのか。目が離せませんね。
翌3月19日木曜日には、笠松競馬場に出かけました。
笠松駅。笠松町とウマ娘コラボ中。
この日は、雲が殆どない快晴。競馬日和。重賞開催日でイベントが行われていることもあり、いつもよりも多くの来場客が競馬を思い思いに楽しんでいました。
メインレースは、グランダム・ジャパン古馬春シーズンの重賞・ブルーリボンマイル(1600m)でした。
兵庫と高知から、JRAから転入後それぞれに実績を積み上げてきた実力馬が遠征してきました。全体で見ればかなりの強力メンバー。興味深い対戦になりました。
遠征馬で有力とされた、兵庫のスマートアンバーとヴィーリヤ、高知のシンリンゲンカイについて、関係者の話が聞けました。 こちらの動画でご覧下さい。馬の特徴と現状がわかる話がいくつも出ています。
メンバー的に先行馬が多く、ハイペースの激戦が予想されたのですが……それに反して早々にペースが落ちて、超をつけてもいいぐらいのスローペースになりました。
原因はふたつ。この開催、あくまで結果としてですが、逃げが殆ど決まっていなかったこと。無理なペースになっては厳しいという気持ちが、プレイヤーたちに働いていたようです。もうひとつはシンリンゲンカイのスタート。これが滅茶苦茶速くて、先手を巡る争いは即座に決着。エイシンジョルトが外目の枠から番手確保すると、他の馬たちはそれぞれの位置を探って折り合いました。
この写真にあるように、最初のゴール板前の時点で隊形が整い、そのまま2周目へ。2周目の向正面まで、ハロン平均13秒。これではさすがに前が止まらない。
内が使えない、という意識も、特に遠征馬の陣営に強かったようです。スローで前が止まりませんから、後ろから外を通って追い上げようとしても、それは難しい。最後まで、シンリンゲンカイとエイシンジョルトが前を譲らず、2頭の一騎討ちの様相となりました。
最後は、エイシンジョルトが競り勝って勝利!
騎乗した塚本征吾騎手の勝利騎手インタビューの模様は、笠松競馬オフィシャルのYoutube動画でご覧下さい。
管理する笹野博司調教師も、びっくりの快走!
その笹野調教師や、他の馬たちのジョッキーのレース後の談話は、こちらの動画でご覧下さい。
レースの中でのジョッキーの意識とか、心理状態に関する話は、とても興味深く感じられました。下原理騎手が悔しそうな表情でレースを振り返っていたのが、この日はとても印象に残りました。
笠松にも、花の色に包まれる春の気配が漂って来ました。