ウマプラ

【大井】競馬専門紙記者の重賞予想(7/26 サンタアニタトロフィー)

大井 重賞

2017年07月25日レース予想

「本格化したアンサンブルライフ」

 世間の人気は昨年のマイルグランプリ勝ち馬セイスコーピオンだろう。しかし、今回トップハンデ58キロを背負う。58キロ自体は勝島王冠で克服済みだが、このレースは最近10年、トップハンデ58キロは【0-1-0-3】で不振と言っていい。その中にはG1馬ボンネビルレコードも含まれている。
 ここは本格化したアンサンブルライフ。2走前のオープンでゴーディーらを外から一瞬のうちに抜き去り、前走のJpn2さきたま杯は2番手から最後力尽きたものの、相手関係、初の交流レースということを考えれば大健闘と言える4着。今の大井は先行有利の馬場で、ひと雨あればなおいい。
 ムサシキングオーは昨年58キロに泣いて8着。今年は1キロ軽くなった。前走の京成盃グランドマイラーズは、左回りで勝ち星のないなかで2着なら上々。今回は得意の右回りで、この馬にとっては全ての条件が良化している。
 昨年のマイルグランプリで目の覚めるような末脚を繰り出し、7番人気でセイスコーピオンの2着と健闘したコンドルダンス。展開次第という条件付きではあるが、確実に伸びてくるだけに、軽視できない。
 ゴーディーは1番枠を引き、目標となる不利はあるが、ここはマイペースの競馬一本。トーセンハルカゼは前走のオープンを4馬身差の快勝。マイル適性高く、折り合いがカギになる。JRAから転入初戦のエイシンヴァラーは中央6勝の実績も、マイルは若干長いかもしれない。初コース、初ナイターだけに、当日の気配に注意。ノーキディングは単調な逃げ馬になりつつあるが、二の脚を使った2走前など通用の力あるし、見限れない。


◎アンサンブルライフ
○ムサシキングオー
▲コンドルダンス
△ゴーディー
△トーセンハルカゼ
△エイシンヴァラー
△ノーキディング



(日刊競馬 小山内完友)

日刊競馬