「充電完了ケイアイレオーネ」
大井記念は、結果的に差し馬2頭に差されはしたが、前々で踏ん張っていたケイアイレオーネ。その後はここに向けて休ませて疲れを取り、しっかりと乗り込んで力を出せる仕上がり。フジノウェーブ記念で59キロを克服し、本来は中距離向きだが1,400mをも克服と条件に不安はない。たまにポカはあるが、交流重賞以外では崩れたことがないし、力量的にもここは巻き返してくる。
ここにきて川崎マイラーズ、京成盃グランドマイラーズとマイル重賞を連勝しているのがリアライズリンクス。7歳にして本格化?ではないが、昨年も8月のサンタアニタトロフィーを制しているように、暑い時季のマイル戦が合っている。一息入った格好だが、この厩舎だけに仕上げに抜かりはないだろうし、重賞3連覇も十分ある。
大井記念こそ崩れたが、その後、京成盃グランドマイラーズ2着、サンタアニタトロフィー4着と善戦が続いているムサシキングオーは、元々が相手なりの馬。コース替わりに不安はないし、勝ち切れないがこの馬らしい堅実な走りが見られるはず。
本来は中・長距離戦が向いているトーセンハルカゼだが、近走はマイルにも対応できるようになったし、決め手勝負なら上位の存在。展開待ちになるが、軽視は禁物だ。
同じく決め手勝負なら上位なのがコンドルダンス。ここは初コース、小回りになる分トーセンハルカゼよりも評価を下げたが、切れ味ならこちらの方が上。仕掛けどころさえ合えば上位争いに加われる。
あとは実績からクレナディアースだが、高知から遠征のイッツガナハプンとミッキーヘネシーは南関東のレベルでも通用する器、押えておきたい。
◎ケイアイレオーネ
○リアライズリンクス
▲ムサシキングオー
△トーセンハルカゼ
△コンドルダンス
△グレナディアーズ
△イッツガナハプン
△ミッキーヘネシー
(勝馬 山形宗久)