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【浦和】競馬専門紙記者の重賞予想(11/23 浦和記念JpnII)

浦和 重賞

2017年11月22日レース予想

 


「古馬の壁破るヒガシウィルウイン」

 


 JBCとチャンピオンズカップに挟まれた「隙間の」JpnⅡだが、古くはインテリパワーが、最近では昨年の勝ち馬ケイティブレイブが、このレースの勝利をきっかけに、後に「GⅠ馬」へ昇りつめている。

 


 地方馬としては7年ぶりにジャパンダートダービーを勝ったヒガシウィルウィンに期待したい。好位から正攻法の差し切り勝ちは、価値ある。浦和コースはニューイヤーカップで経験済み。初の古馬相手がJpnⅡとなるが、このレースは昨年のケイティブレイブなど、3歳馬が強いレースでもある。唯一の不安は休み明けだが、帰厩後順調に乗り込まれて陣営に不安感はない。

 


 オールブラッシュは1月の川崎記念でサウンドトゥルーに3馬身の差をつけ逃げ切った。以降思うようなレースができずにいるが、立て直されてひと叩きされた今回は上積みが見込める。とにかくすんなりマイペースが条件で、今回は大外枠だが、当然先手を主張するだろう。他馬の出方次第では。

 


 クリノスターオーは1800~2000mのGⅢ3勝。近走は勝ち切れないながらも大崩れない堅実さがある。平均ペースの先行タイプだけに展開がカギになるが、オールブラッシュの2番手ならレースはしやすいはず。晩成血統だけに、7歳馬でも侮れない。

 


 ナムラアラシは白山大賞典は決め手を欠き5着。続くブラジルカップは中団から最後詰めてきたが位置取りが後ろ過ぎて4着。ダート1800~2000mで4勝と距離は向いているし、混戦で浮上の可能性も。マイネルバサラは補欠からの繰り上がりで出走。JRAダート4勝中3勝が1800mと距離適性はある。初物づくしだけに、ここはまず経験から。バルダッサーレは脚部不安明けも順調とは言い難い近況ではあるが、調教からは不安はなく、あとはどれだけいい頃の動きが戻ってくるかだ。タマモホルンは昨年のこのレースは、渾身の逃げで5着。今年も先手を取りたいところだが、すんなり行ければ差はない。



 ◎ヒガシウィルウィン
 ○オールブラッシュ
 ▲クリノスターオー
 △ナムラアラシ
 △マイネルバサラ
 △バルダッサーレ
 △タマモホルン



(日刊競馬 小山内完友)

日刊競馬